第2話 隊長になった少女
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357。緑が浜を含む地域で、前も敵はそこに向かっていた。
「分かった。ダ・ガーンの格納庫を開けろ!出撃だ!!」
「了解!!」
星史がそう命令すると、オペレーターはダ・ガーンの居る格納庫の扉を開くボタンを押す。扉が完全に開くと、ダ・ガーンはエンジンを全開にして緑が浜へと向かった。
ダ・ガーンが出撃した後、星史はある場所に居る部下に連絡を入れた。
「“アースファイター”と“アースライナー”はどうなっている。」
『アースファイターは元々軍の物でしたので、既に用意出来ていますが、アースライナーはまだ準備中です。』
「そうか・・・なるべく急いでくれ。今回の戦いで必要になるかもしれん。」
『分かりました。』
緑が浜の街中。ここに一体のロボットが降り立った。カラーリングは前のロボットと同じ黄色だが、機体のサイズは一回り大きい。その手には長大なライフルが握られており、妖しく輝くモノアイが敵を探すかのように左右に動いていた。
すると、そのロボットへ向かって防衛機構軍の戦闘機が飛んで来て攻撃を始めた。だが、ミサイルも機関砲もロボットの装甲に傷一つつけられていない。ロボットはライフルの銃口を戦闘機に向けると引き金を引いた。その威力は以前現れたロボットの拳銃とは比べ物にならず、戦闘機の機体を貫くどころか抉った。
街に駆けつけたれいはその様子を見ながらダイレクターでダ・ガーンに通信を送る。
「急いでダ・ガーン!防衛軍が押されているわ!!」
『直ぐに到着する。』
そう返事が来た直後、目の前を一台のパトカーが通過した。
「チェーンジ!ダ・ガーン!!」
そして、ロボットへと変形する。そう、
「これ以上この地球を荒らす事はこの私が許さん!!」
敵の前に出るとそう宣言するダ・ガーン。だが、その体格差は大きかった。
「何て大きいの・・・」
ダ・ガーンが近くに行った事で、れいも敵の大きさを実感する。
「来たわね、勇者さん。」
母艦のブリッジのモニターでヴィットーリャのメインカメラを介した映像を見ながらキャンデロロが呟く。
「さあ、ヴィットーリャさん。その方を“救済”してあげなさい。」
キャンデロロが命令すると、ヴィットーリャはライフルの銃口をダ・ガーンへと向けた。
ヴィットーリャはダ・ガーンにライフルの銃口を向けて発砲する。
「とうっ!」
ダ・ガーンはそれをジャンプする事で回避した。
「ダ・ガーンマグナム!!」
そして、彼は右足から愛用の拳銃“ダ・ガーンマグナム”を取り出し、引き金を引いてビームを発射する。発射されたビームは見事敵の胴体へ直撃した。だが・・・その装甲には傷一つつかなかった
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