調査依頼
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あまりいい気がしない。それを聞いた菊岡は切らないように何度も自分に言って来るので溜め息を吐きながら聞く。
「で、あんたは俺にゲームで死銃に接触しろといいたいのか?」
「話が早くて助かるよ。君の言うとおりその死銃に接触してもらいたい。もしかしたら”ウィルス”の手がかりがある可能性もある。ゲーム内で殺した奴を現実で殺すなんてそんなことを出来るなんて無理にだからね。もしかしたら君の言うウィルスが関与してる可能性があるかもしれない」
「あるかもしれないが、その可能性はない。ウィルスならこの数ヶ月プレイしていてウィルスの存在を察知していないからな。ウィルスがいるなら、もうすでに気づいてる」
「そうかい?それなら別の可能性があるのか……まあ、とりあえず、キリト君にも頼んでいるから二人で捜査をしてくれると助かるよ。まだ、僕は仕事があるからこれで失礼するよ」
「おい、まだ俺は受けると言って……って切りやがった」
自分がいいと言っていないのに勝手に受けさせるなんてひどい話だ。だが、人が死んでいると聞いたら動かないで人が次々に殺されていくと寝覚めが悪い。ここは解決のためにこの調査に参加するべきだろう。スマホをポケットに戻してアーケード街に戻る。
エギルの店を休むということならもう行く意味はないだろう。それなら今日の晩飯を買いに行くことにする。今日の晩飯は何にするかな、と考えながらアーケード街の中にあるスーパーに入ろうとした時、その横で同じ制服の女子高生が四人いた。仲良く話しているという感じではなく、一人を囲んで何かしているという感じだった。これは、いじめだろうと思いすぐにその四人に近づいた。
「こんなところで何してるんだ?」
「誰だよ、お前?」
「ねえちょっと、こいつ顔良くない?モデルかなんか?」
「あたしらちょっと話したただけだって」
自分を見て急に態度を変えた奴を見ながら溜め息を吐いた。
「じゃあ何でその人は顔真っ青にしてんの?あんたらがこの人の触れられたくないことでも話したからじゃないのか?」
「ちょっとあたしらは話してただけだし、勝手に決め付けないでくれる?それにあんた、あたしらと関係ないんだしそういわれるわけがわからないんだけど。もしかして正義の味方気取り?」
そう言うと他二人はけらけらと笑い始める。本当にこんなのを相手にしていると疲れるなと思いながら頭を掻く。こういうタイプの人間はどうも苦手だ。
「別に、正義の味方じゃない。ただの偽善者だ。それと、あんまりそんなことばっかり言ってると殴るぞ?」
殺気を混ぜた視線と圧力をかけるとヒッと怖じ気づいた。そして本能的にヤバイと感じたのか三人は退散して言った。
「ったく。大丈夫か?」
「……」
少女に向けて話しかける。黙っているがち
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