暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
32話:鍋を囲もう in 八神家
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理」
「いやはや、旨かった旨かった。俺よりも旨かったわ」
「いやいや、士君も料理巧いやないか!あのときのチャーハンほんま旨かったよ!」
そう言ってくれるとうれしいが、はやてのも旨いんだ。ほんとマジで。
「いやぁ、いつかまた食いたいね」
「いつかなんて言わずに毎日来ればええやん。あたしなら大歓迎やで?」
その言葉を聞いたシグナム達三人の眉が一瞬動く。さらにソファー脇に座るザフィーラの耳が片方だけ立った。
やはり…この様子だとはやては蒐集の事については全く知らないみたいだな。
「おいおい、それはちとキツいぞ、さすがに」
「勿論冗談や。そっちの事情もあるやろうし、そこまでせんともええよ」
そう言って優しく笑うはやて。それを見て少し安心そうな顔をするシャマル、にヴィータ。顔には出さないが、静かに目を閉じるシグナムにザフィーラ。
「士君、時間まだある?」
「あ、あぁ…まぁ大丈夫だと思うが…」
「じゃ、ちょっと遊んで行こうや。トランプでもして」
何処から持ってきたのか、はやてはトランプのカードが納められた箱を取り出してくる。
「お、いいぞ。人数多いし、ババ抜きが妥当だな」
「せやな。皆も一回はやった事あるし、ほなやろか?」
「私は遠慮させてもら「いいやん、シグナムも一緒にやろうや」……わかりました…」
シグナムははやてにそう言われ、渋々という様子で参加する。因にヴィータやシャマルはノリノリだ。ザフィーラは沈黙を保っている。
さて、久しぶりに腕が鳴るな。
「だ〜!また負けた!」
「ヴィータは顔に出やすいからな。わかりやすい」
「まぁそういうとこもヴィータのいいとこなんやけどな」
上から順にヴィータ、シグナム、はやてだ。この言葉通り、赤毛の少女ヴィータの手元にはジョーカーのカードが何度も残っている。
因に俺は二位止まり。一位はなんとシグナムだ。こいつが意外とポーカーフェイスで、しかも洞察力も高い。なんともババ抜き向きなスペックだ。
「あ…」
「ん、どないしたん士君?」
そのとき視界に入った時計の針に気づき、声を上げる。それに気づいたはやてが声を上げてきた。
「そろそろ時間だわ。鍋、うまかったわ」
「あ、もうそんな時間なん?もうちょい居てもええのに…」
そう言うな。こっちにだってあの恐い小悪魔が居なければ、もう少し居られるのだが、そうも言ってられないのが現状だ。
「悪いな…シグナムさん達も失礼しました」
「いえいえ」
「こちらこそ、楽しい時間でした」
俺の言葉に応えたのは、シャマルさんとシグナム。ザフィーラも側にいるが、当然声を上げる事はないだろう。
そして…ヴィータだ
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