暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
32話:鍋を囲もう in 八神家
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ろう。
そんなこんなで一息入れる為にソファーに座る。
「ごめんな〜。ちょっとこの子人見知りなんよ」
「まぁ赤の他人がやってきたらこんな反応するだろ」
あぁ、こんな小さな子にこんなに睨まれるのは初めてだな……
「今失礼なこと言われたような気がする…」
なんとも勘がよろしい事で。
その時、八神家の玄関が開く音が聞こえてくる。そこから聞こえるのは……一組の足音と、人ではない足音が聞こえてくる。
「あ、帰ってきた!お帰り〜」
「ただいま戻りました」
そういってリビングに入ってきたのは、ピンク色の髪を揺らしてシグナムが、その脇に青い犬……いや、見た目がアルフっぽいから狼か?それが一緒に入ってくる。はやてが言っていたのはこれか。
あ〜…これで完全に地雷になってしまった……これはマズいって、マジで。
「む、お友達ですか?」
「そうなんよ、今日はお泊まりにな」
いや、睨まないでくださいね?そんなに睨まれると俺の心臓がはち切れる程ビートしてしまいます。いつボロが出ても可笑しくないですよ。
「お帰り、ザフィーラ」
「………」
側に来た青い狼を一通り撫でる八神…もといはやて。ザフィーラと呼ばれた狼は撫でられるのが終わると、すぐにソファーの横に陣取る。あぁ、住み慣れてるな……
「どうぞ、ゆっくりしていってください」
「あ、おかまいなく」
シグナムも普段通りのように振る舞ってくる。律儀なのは素なんだな……
「それじゃあ、ぼちぼちご飯の準備を」
「手伝おうか?」
「いやいや、士君はお客様なんやからゆっくりしててや。シャマル、手伝ってな」
「はい、勿論」
やが…はやてがそう言うと、シャマルさんは笑顔ではやてと一緒にキッチンへ向かう。
その様子を見ていたヴィータとシグナムが、顔の向きを変えてため息をつく。視線はやや下。
「…その様子だとシャマルさん、料理は残念な方向なんですか?」
「ん、まぁ…な…」
「ちょっと訳あり、なんだ…」
俺の質問に二人は顔を背ける。さらに横にいるザフィーラにも目を向けると、彼の表情は複雑なものになっていた。
あぁ…和やかだ……
一般的な家庭のように過ごす彼等四人、と一匹。
こういう観点から見ると、こいつらが本当に魔力蒐集の犯人とは思えないな。これが普段のこいつらなんだな。
「それにしてもヴィータ。もう少し警戒心を解いたらどうだ?ある―――は、はやてのご友人も迷惑だろう」
「うるせぇな。別に警戒なんかしてねぇよ。これがいつも通りの私だし」
あ〜あ、なんか地雷原のまっただ中にいる筈なのにな〜。なんか和むな〜。
「どうやった士君。あたしの料
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