第1話 勇者復活
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門から見える山の向こうで何かが光った。
「え?」
突然の出来事に、三人は互いに目を見合わせた。すると・・・山の向こうから黄色い円盤が飛んできた。
その頃、星矢はパトカーでをサイレンを鳴らしながら緑が浜を走っていた。すると、指令室がら無線による通信が届く。
『大佐!大変です!!』
「どうした!」
『敵がとうとう緑が浜に到達しました!!!』
「何!?」
それを聞いた星史はパトカーのスピードをさらに上げた。
「頼む、間に合ってくれ!」
パトカーは猛スピードで緑が浜を突っ走って行く。星史の向かう先、それはダ・ガーンの眠る厳光寺だった。
再び、ここは厳光寺。
「な、何だよあれ!?」
謎の円盤を見た星矢が思わず叫ぶ。すると、円盤はロボットへと変形し、街中に着地した。
「あれって、まさかオーボス軍!?」
「な、何言ってんだよ、れい。オーボス軍は何十年も前にあたしの親父がぶっ潰しただろ?」
それを見たれいが叫ぶと、星矢が震えながらも否定する。だが・・・
「地球が・・・助けを呼んでいる・・・」
芽衣がそう呟いたのを聞いて固まった。
そして、ロボットは街で銃を乱射し始める。
「さあ、出てきなさい。伝説の勇者さん。」
キャンデロロは母艦でリチェルカのメインカメラを介して戦場の様子を見ていた。だが、今の所やって来るのは防衛機構軍の戦闘機だけである。
「中々出て来ないわね・・・リチェルカさん。今度は遠くの方を攻撃してちょうだい。」
「早く!ひとまず寺の中に逃げんぞ!!!」
ロボットが街で暴れ出したのを見て、三人は一瞬固まってしまった。だが、星矢が一足先に正気に戻りれいと芽衣の二人を引っ張って寺へと逃げ込む。だが、その時・・・ロボットが厳光寺へ向けてビームを放った。
「「「きゃあああああああああああああ!!!」」」
三人はその爆風で吹き飛ばされてしまう。
「あれは!!」
パトカーで厳光寺まであと少しという所まで来ていた星史は、ビームが寺の境内に着弾するのを見てしまった。
(せめて“勇者の石”だけでも無事でいてくれ!!)
そう願いながら、彼は厳光寺への道を急ぐのであった。
「うっ・・・」
れいは厳光寺の境内の地面の上で目を覚ます。どうやら、爆風に吹き飛ばされた際気絶してしまったようだ。
「そうよ!二人は!?」
そこで、親友二人が居ない事に気付く。辺りを見渡してみると星矢の方は近くで気絶していたが・・・芽衣は木の柱の下敷きになっていた。
「芽衣!!」
れいは慌てて芽衣の方に駆け寄るが意識は無い。柱を退かそうとするが、れ
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