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ビビッド“ダ・ガーン”オペレーション
第1話 勇者復活
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「全く、早くしないと私まで一緒に遅刻じゃないか。」

「確かに、風紀委員長が遅刻は格好がつかないわね。」

「そう思うならさっさとしろ!」

そんな会話をしながら、二人は学校へと出発した。そして、その道中。

「おーい!何してんだよ!!遅刻すんぞ!!!」

一人の少女が合流してきた。いかにも今時の女子中学生と言う感じの短いスカートに派手なヘアアクセの少女だ。二人の幼馴染の“高杉星矢”である。

「星矢!またそんなスカートを短くして!!」

すると、芽衣が星矢の服装を見て注意した。彼女とれいのスカートが膝くらいの長さなのに対し、星矢のスカートは太ももの半ばまでしか無い。

「いいじゃん、可愛いんだからさ。」

「良くない!そんなハレンチな格好をしてどうとも思わないのか!!」

「ハレンチって、そんな大袈裟な。」

そんな二人の会話を聞いてれいは考える。

(芽衣が新大島学園の制服を見たら何て言うんだろう・・・)

新大島学園の女子の制服の下は何故かスカートではなくお尻のラインがくっきりと浮き出るブルマのようなズボンだった。あの頃は自分の世界を取り戻すのに精一杯だったので気にしなかったが、今思うと恥ずかしい。一応、制服は自分の部屋にとってあるがもう一度着ろと言われてもそれなりの勇気が居るだろう。そう考えながらふと近くの公園にある時計を見てみると・・・

「って、もう時間が無い!!!」

時間はギリギリどころか走っても間に合わないほどになっていた。

「何だと!?」

「芽衣が口うるさいせいで!!」

れいの叫びを聞いて驚く芽衣に星矢が文句を言う。

「どう言う意味だ!」

「も、もうだめよ・・・おしまいよ・・・」

芽衣が星矢に反論する中、れいはかなり慌てている。彼女の担任教師は一言で言うと“鬼”だからだ。

「仕方ねえな。着いて来い。」

すると、星矢がいつもと違う方向に向かって走り出した。

「え?もしかして近道を知っているの?」

「ああ。父さんに教えてもらったんだ。少し、罰当たりな気はすっけどな。」

「罰当たり?」

星矢の言う意味が分からず、れいは首を傾げる。

「背に腹は変えられないわ。案内して。」

一方で、芽衣の方は特に何も気にする事は無く彼女に着いて行く。

「あ、待って!」

それを見たれいは慌てて二人を追った。





《地球防衛機構軍・日本支部》

「ダメです!航空部隊、全滅しました!!」

「途轍もないスピードで日本に向かっています!!」

「避難勧告を出せ!!」

「今からでは住人の避難が間に合いません!!」

指令室内が騒然とする中、ここに所属する軍人“高杉星史大佐”は
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