暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第四十幕 「意地と意気地の二重奏」
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前者はともかく後者の話は確かに頷ける点だった。自分の得意な土俵に勝負を持って行けるかはどの勝負でも重要なポイントだ。やはりこの人は周囲より頭が幾つか飛び出ている。
「さすがジョウ。戦いでは弟を甘やかさないね!」
「うるへー!あれは甘やかしてるんじゃなくて愛情表現なの!」
「いや〜・・・若いっていいなぁ。青春してるよホント。年甲斐もなくドキドキしちゃうな」
「そうだねぇ、あれはパワーあふれる若者だけの特権・・・って、あれ?」
その場の全員がサラッと聞き覚えのない声が混じっていることに気付く。一斉に声の主の方を向いた全員の視線に映ったのは、一人のスーツ姿の男。ジョウとシャルは直ぐにその男の素性に気付き、胡乱な目で男を睨んだ。
「・・・そんな目で見つめないでくれないか?」
「何やってんだ警備主任。仕事しろよ」
「そうだよ警備主任。サボリは良くないよ?」
「ちゃんと部下に押し付けてきたから問題ない。というか承章とシャルロットは年上を少しは敬え」
「やっぱり仕事してねえんじゃねえか!」
「そんなんだから敬えないんだよねぇー」
そこに一夏がいればさぞ驚いただろう。何故ならばその男は休暇中に自分が出会った男だったのだから。
そう、そこにいるのは学園の警備主任である男、クラースだった。
「・・・ところでラウラちゃん、何でクラースさんの膝の上に座ってるの?」
「父の膝に座ってはいけないか?」
「「「えっ!?」」」
(あーやっぱりそういうパターンですか)
正直そんなことじゃないかと思っていた佐藤さんは小さくため息を吐きながら、データ採取のためにこっそりメモ帳を持ち出した。なお、最近の佐藤さんはひと月に1冊ペースでメモ帳を消費していたりする。メモは社会人の基本だよね。
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