第六話 龍虎対決!誕生する聖闘士!
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
少年の言った10カウントの言葉に会場中がざわめいた。
「聖闘士ファイトはどうだか知らないが・・・ボクシングは10カウントの間に男が試される!だったら10カウントとれよ!」
あまりにも力強い少年の言葉に納得した檄は10カウントに入った。
「1・・・2・・・3・・・」
檄のカウントを見る少年は心の中で呟いた。
(・・・さぁ・・・見せてみろよ・・・おめえの男をよ・・・)
少年や会場中の聖闘士・・・そして澪が大河を見つめた。
「・・・7・・・8・・・」
8カウントになる瞬間、大河の拳がピクリと動いた。それを見逃さなかった龍峰も拳を構える。
「馬鹿・・・虎!立つな!」
完全な敗北を確信した澪の叫びに反発するかのように・・・
「うあああああああああああああああ!!」
瞳孔を開きボロボロの身体で立ち上がる大河。その姿に会場中から熱狂が沸いた。
「馬鹿・・・立ったって・・・もう勝ち目なんてないのに・・・」
大河の姿に澪が涙を流し、絶望するが・・・大河は身体を駆け巡る何かの感覚に浸っていた。
(・・・何だ・・・この感覚・・・何か違う)
その未知なる感覚に大河はグローブを外し・・・叫んだ!
「ティグリス!聖衣!!」
大河の叫びに応えるように聖衣の箱が開き虎のオブジェが現れると分解され大河の身体に次々と装着された。
未知なる感覚小宇宙の感覚を掴み取った大河が聖衣を纏うことに成功したのだ。
「行くぜ!うおおおおお!!」
ファイティングポーズを取りながら龍峰に向かう大河の渾身の左拳が唸った!
「ブーメラン!フック!!」
聖闘士しての力を込めた渾身のブーメランフックに龍峰はドラゴンの盾を構えた。
「ぐ!う!うああああああああ!!」
あまりの破壊力にドラゴンの盾ごと吹っ飛ばされる龍峰。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
立った一発の拳に全ての力を込めた大河が息を切らせるが、龍峰は立ち上がり拳を構えた。
「このドラゴンの盾が無かったら・・・今のは危なかった・・・僕も全身全霊を込める!」
「こい!!」
龍峰の最大の拳に正面から受けて立つ大河。
龍峰の小宇宙が最大限に高まり一気に解き放った。
「廬山・・・昇龍覇!!」
「!?」
天に昇る龍の拳が大河に直撃した。
天に打ち上げられた大河はきれいな弧を描き大地にノックアウトした。
文句なしの龍峰の勝利だ。
(何故だろう・・・彼の中にも竜の血が流れている気がする)
そう思い龍峰が去ろうとしたその時だった。
今まで感じたことも無いような強力な小宇宙を身体で感じ振り返った。
高嶺ボクシングジム
「・・・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ