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遠山キンジに転生して武偵になったら死亡フラグ満載なので武偵にならないと決めた話
ルート2その1 俺は最低の男だ
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「お主をイ・ウーに招待しにきたでござるよ。」
イ・ウーとは、数多くの超人的な人間や特別な才能や偉人の末裔などが、所属する組織であり、法規が存在せず、無法者が数多くいる犯罪組織である。
そして今俺の目の前にいる忍び装束の男は、おそらく見た目からして、どこぞの忍びの一族の子孫なんだろう。
はっきりいて最悪の状況だ。わざわざイ・ウーと戦わないために武偵にならなかったのに、目をつけられてしまった。
イ・ウーにはすでに兄金一が所属しているため、俺の所には来ないと思っていたが、想定がはずれたようだ。
しかも俺は武偵じゃないから武装なんてしていない。
俺はAランク武偵相手でも通常モードで素手でも勝てる自信はある。
しかし相手がイ・ウーとなれば話は別だ。
イ・ウーは俺と同じ特別側な人間だ。
「イ・ウーってのはどうゆう事をする組織なんだ」
「己の武錬を高める集団でござるよ。
お主の兄も所属してるでござる」
「俺の兄はシージャックで殉職したはずだ」
「こちら側に来ればわかることでござる。
それで返答はどうでござるか」
「残念だが断らせてもらうよ。胡散臭そうな事を言う怪しい組織に入るつもりはないよ」
だれが好き好んで危険人物満載の犯罪組織に所属するか。
「それは残念でござるよ。できれば同意で来てもらいたかったでござるが、それならば力尽くで来てもらうことにするでござる」
忍び装束の男は小太刀を取り出し構えた。
やっぱりこうなるかと思い、忍び装束の男が斬りかかってきた。
その動きは並みの武錬ではない、普通の人が並みの努力では到底たどり着けない才能のある特別な人間の動きだ。
しかしそれでも遠山 金次はそれに対応することができる。
なぜなら、何度もヒステリアモードで訓練することにより、ヒステリアモードでやった超人てきな動きによる技を、通常時でもある程度までのレベルまでならできるようになっているのであり、歳はとっているものの、この世界で強者である遠山 鐵相手に経験を積んでいるのである。
俺は向かってくる忍び装束の男にカウンターで遠山の武術の奥義「秋水」をぶつけた。
「秋水」は簡単にいうと拳に全体重を乗せて殴る技である。
忍び装束の男はそれを受け小太刀を落としぶっ飛んだ。
俺は小太刀を拾い、手応えが弱かったことからまだ倒せていないことを確信し、追撃しようとしたができなかった。どうやら忍びなのに忍びきれていないのがやつが居ることに気づいた。
一人いや隣にもう一人居るな。
「隠れているんだろ出てこいよ」
俺は隠れてる奴らに問いただした。
「どうやらばれてしまったみたいですよ相馬先輩」
「
葛葉
(
くずは
)
さんが正平くんがぶっ飛ばされる所を見て殺気立てたからですよ」
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