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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第9話 イッセーの苦悩と成長
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る」とはこのこと?
「あなたは私に『自分は一番弱く才能がない』といったわね?」
「は、はい」
「それは半分正解。ブーステッド・ギアを発動していないあなたは弱いわ。けれど、籠手の力を使うあなたは次元が変わる」
部長が吹っ飛んだ山を指さす。
「あの一撃は上級悪魔クラス。あれが当たれば大抵の者は消し飛ぶわ」
「ま、まじっすか!」
「基礎を鍛えたあなたの体は莫大に増加していく
神器
(
セイクリッド・ギア
)
の力を蓄えることのできる器になったわ。現時点でもその力の受け皿として相当なものよ。言ったでしょう?あなたは基礎能力を鍛えれば最強になっていくの」
お、俺は、俺の力はすごいのか?
「あなたはゲームの要よ。あなたの攻撃力を戦況を大きく左右するの。倍加中に襲われるかもしれないけど、私たちがいるわ、私たちがあなたのフォローしてあげる。チーム戦だもの味方を私たちを信じなさい。そうすればイッセーも私たちも強くなれる。勝てるわ!」
勝てる、俺が
奴
(
ライザー
)
に勝てる。
「あなたを馬鹿にしたものに見せつけてやりましょう。リアス・グレモリーとその眷属悪魔の力がどれほど強いのか彼らに思い知らせてやるわよ!!」
『はい!』
あれから夕食を終えみんなでリビングで喋りながらくつろいでいた。
「それにしても驚いたよ、イッセーくん。ブーステッド・ギア無しであそこまでできるなんて」
「確かにそうね。すごかったわ、イッセー」
「うふふふ、すごかったですわね」
「はい、イッセーさん。すごかったです」
「・・・・・・・・私も驚きました」
模擬戦のことをみんなが言ってくる。
「いや〜///、俺にもよく解らないんだ。体が勝手に反応して咄嗟に行動してたんだ」
俺は照れながらもなんで自分があんな風に動けたのか解らなかった。
「それは俺との訓練で身に付いたモノだろう」
ジオ?
「どういうことだジオ?」
「簡単なことだ。俺との訓練で死ぬギリギリ極限状態を何度も経験したんだ体と頭に生き残る方法が染みついているから条件反射的に行動出来るようなってんだよ」
・・・・・・・おい、それって――――
「ジオ!おまえ!俺を殺す気だったのか!!?」
「イッセー、ドラゴンの修行はあんなもんだぞ、そのおかげで強くなれただろう?」
「それはそうだけど〜」
な、なんか納得いかない。
「まあ、残りの日数もビシバシ鍛えてやるから覚悟しろよぉ〜〜」
ジオはニヤリと笑った。それを見て恐怖に駆られた俺は叫んだ。
「いっ、嫌だぁぁああああああああああああああっっ」
その叫び声は夜の山に響い
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