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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第9話 イッセーの苦悩と成長
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の日。練習を始める前に部長が山に入ってから、一切禁止していた
神器
(
セイクリッド・ギア
)
の使用をイッセーに許可した。
「相手は祐斗でいいわね」
「はい」
どうやら悠斗と模擬戦するようだ。
「イッセー、模擬戦を開始する前に、
神器
(
セイクリッド・ギア
)
を発動させなさい。そうね・・・・・発動から二分後、戦闘開始よ」
「ちょっと待ってください。部長」
俺は待ったを掛けた。
「なにかしら、ジオ」
「その模擬戦の内容の変更を求めます。イッセーは
赤龍帝の籠手
(
ブーステッド・ギア
)
を発動してない状態からで、それと相手に祐斗の他に子猫を入れてください」
「!!おいぃぃぃぃぃぃぃぃ、〜〜〜なんだそれ、虐めか!イジメなのか!?ジオ、俺、おまえに何かしたか!」
「落ち着け、イッセー」
「これが落ち着いていられるか!木場だけでもヤバイのに子猫ちゃんとも戦うんだぞ。しかも強化無しで、どう考えても無理だぁぁぁ!!」
「そうね。今のイッセーじゃどう考えても無理ね」
「部長ぅ〜、そんなにはっきり言われるのも傷つくんですけど〜〜」
部長もイッセーに同意するが、はっきり言われて落ち込むイッセー。
だが、おれは言った。
「部長、それにイッセー。あまり過小評価しないほうかいいぜ。とくにイッセー、おまえは自分が思ってるほど弱くないぜ。今のおまえなら祐斗や子猫とも上手く戦れば勝てるぞ」
その言葉にイッセー、周りの部員は驚愕した。
俺はジオのいきなりの模擬戦の変更と内容の無茶さに慌てた。
木場だけでもヤバイのに子猫ちゃんとまで戦うなんて。しかも
赤龍帝の籠手
(
ブーステッド・ギア
)
の強化無しで、どう考えても無理だろォォォォ〜〜〜!!
そんな俺に部長も同意してくれたが。
そんなにアッサリ言われるのもキツイな〜。
だが、その後からジオは自信に満ちた言葉を言った。
それは俺にとって衝撃的だった。
俺が木場や子猫ちゃんに勝てる・・・・・・?
ジオは今そう言ったのだ。俺が自分を過小評価している?それって――――
「俺との特訓を想いだせ、あとはおまえ次第だ。部長、始めてください」
自分が言いたいことだけ言ってジオは俺から離れていく。
部長はジオのほう見た後少し考える仕草をし、木場と子猫ちゃんに声をかけた。
「・・・・・・・・・祐斗、子猫。ジオの言うとうりに二人でイッセーと相手をして」
「はい、部長」
「・・・・・・・・・わかりました」
二人が俺の前に出てくる。それを見ておもわず後ずさりしてしまう。
「イッセーくん、ジオくんがあれほど太鼓判を叩くんだ。全力でいかせてもらうよ」
木場は木刀を俺へ構えてきた
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