お遊び〜
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て俺は闇を手と足に籠め、ブレーキをかけながら壁を滑り出す。
「アレは・・・!」
争ってる二人は・・・!
「ジゼル!アスナ!」
二人はお互いに鬼気迫る表情だ。
「一体どうして・・・!」
俺は思い切り飛んで、二人の間に割って入る。
「何をやってるんだ!!」
「「!?」」
「ジゼル、明日奈・・・どうして二人が」
「お前は・・・」
「あなた・・・一体・・・」
そこで気付いた。今の容姿はサキ・オスローでも結城 早貴でもない。二人からしたらまったくの別人だ。
俺はジゼルから受け取った銃と方天画戟を取り出す。
「信じてくれないかもしれないが、俺はサキだ。この武器が証拠と言うべきか・・・」
「・・・確かにそれはサキに渡した物だ」
「白黒の武器・・・あっ、その格好・・・」
そうだ。髪型や体型が違えど、一度はこの黒マントは身に纏っていた。当然そこまで行けば二人も・・・
「早貴・・・なの?本当に・・・」
「ああ、そうだよ」
「・・・こんなところで再開とはな・・・」
「こっちも驚きだよ、ジゼル」
そこまで言った時・・・お互いがハッとなる。
「人・・・!?」
「え?影が・・・消えた?」
「何を言ってるんだ?さっきから争ってたんだぞ?」
「ええ!?」
「・・・なんだと?」
・・・?その時、愛依が闇風を支えながら滑り降りてきた。
「咲!」
「・・・こんなの二度とごめんだわ・・・」
「愛依、ヤミ・・・」
とにかく一度話し合ってみた。ついでにアスナに外史について詳しく説明する。
「・・・つまりお互いがお互い、靄がかかったような姿に見えて、警戒しあったらそのまま戦闘・・・ってことか?」
「ああ、そうだ。・・・すまない、アスナ。私らしくもないミスだ」
「あ、いえ!わたしの方こそ・・・」
「はいはい。ジゼルもアスナもそれ位に」
「えっと・・・ジゼルさんは違う世界の早貴のお姉さん・・・でいいのよね?」
「ああ。そろそろ婚期が過ぎそうな・・・って姉貴、冗談だから睨むなって」
「場を弁えないからよ」
「あーい・・・」
「・・・ではアスナもお前の姉に当たる・・・と言うことか?」
「そうだ。・・・さて、と・・・お互いにこの世界に来た経緯を話そう」
「えっと、わたしは・・・」
・・・あまり状況は変わらなかった。アスナはあの後目覚めたらこの世界にいたと言うし、ジゼルも身体が重くなった瞬間に・・・後はアスナと同じだ。
「・・・うーん、情報が少ないけど・・
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