暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
お遊び〜
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ぎ接ぎの世界なら何処かに建物があるかもしれない」

「あ、そっか」


『・・・あれ?』

「何かあったの?」

『いえ・・・これは、生体反応ッス!しかも二人!』


「っ!位置は!?」


『ここから南西ッス!』

「オッケー。愛依、ヤミ、行くぞ」

「う、うん!」

「ええ」


俺達は走り出す。驚いたことに闇風は足が物凄く早かった。リョウコウの世界は確かSAO・・・じゃあ・・・

「ヤミ、あのさ・・・お前ってSAO生還者?」

「・・・そうよ。それが?」

「いや、リョウコウと同じ世界、って言ってたからさ・・・SAOに銃あったっけ?」

「あるわけないでしょ。これは違うゲームのアバター」


「・・・フルダイブ型FPS?」


「単純に言えばね」

「そりゃ面白そうなこった・・・そうだ、愛依。お前、何でソードアート・オンラインの世界にいたんだ?」

「・・・・・・それは・・・」

愛依はゆっくり話してくれた。椿といたらあのローブの男に襲われたこと、椿が身を挺して逃してくれたこと。次に意識が戻ったら既に壊れかけた世界にいて、歩き回っていたら偽物に襲われたそうだ。

「・・・大変だったな」



「でも・・・椿がどうなったか心配で・・・もし椿に何かあったらアタシ・・・」

「・・・」

言うべきなのか?椿はおかしくなって・・・俺達に襲い掛かってきたと。・・・俺には、言えない。今それを知ったら愛依は動けなくなる。・・・俺は愛依と縁がある。逆に椿は亮と縁がある。他力本願になってしまうが、亮に賭けるしかない。椿と愛依が接触する前に亮が椿を元に戻してくれれば・・・

『咲さん・・・』

「(・・・笑いたきゃ、笑えよ。真実を打ち明けられない臆病者をさ)」

『(・・・オイラもッスよ。同じことを考えてたッスから・・・咲さんに判断を委ねます)』

「・・・すまない」


「・・・近いわよ」

闇風の声でハッとなる。風切り音と・・・発砲音?

「彼処だ!」


崖っぷちの目の前で止まり、下を見る。目を凝らすと・・・二人の人影が争ってた。


「くそ、思ったより高いな・・・愛依は?」

「ごめん、無理・・・」

「そうか・・・ヤミは・・・ってヤミ?」

振り返ると闇風は離れた位置にいた。

「・・・何やってんだ?」

「・・・べ、別に?崖っぷちに三人も立ったら、く、崩れるかもしれないじゃない?」


・・・ああ、なるほど。

「高所恐怖症か・・・」

「な・・・」

「気持ちは解るよ。俺も昔尖端恐怖症だったしな。・・・分かった。ヤミと愛依はここにいてくれ。・・・俺が降りる」

そう言っ
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