お遊び〜
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・・』
「立場は変わらないか・・・リパル、ここらのデータは?」
『サーチしたッスけど、意味不明ッス。土地に統一感がなくて・・・』
「パッチワークみたいに継ぎ接ぎってか?」
『そうッス』
「なるほどな。大体分かった」
「ええ!?マジ!?」
「多分、あのローブの男の仕業だな。俺は前に一度于吉が同じ手段を使ったのを覚えている。世界同士を混ぜて異なる世界を産む・・・そして男の目的は俺と亮の抹殺」
「な、なんでそこまで?」
「んなもん、何回も狙われたからに決まってるだろ。ただ謎なのはさっきみたいにシィ達の偽物が作れるならそれを差し向ければいいのに、何故か弱いモンスターを差し向けてきた。強い力は複製に時間がかかるのか、もしくはこっちを舐めてるのか・・・」
「ーーーー随分と余裕そうね」
知らない声が聞こえた。俺は咄嗟に方天画戟を構え、左手に闇を集める。
「誰だ?」
見上げると崖の上に少女が立っていた。ダークブルーのコンバットスーツを着て、手には・・・確か、キャリコと呼ばれている短機関銃が握られていた。
『あ、ヤミさん!?』
・・・え、知り合い?
「リパル、知ってるのか?」
『はいッス!リョウコウさんの世界の人ッスよ!』
「ええ、私は闇風。貴方達を助けに来たわ」
「・・・待ちな。まだ動くな」
『咲さん!ヤミさんは味方・・・』
「悪いなリパル。俺は偽物のリョウコウ達に襲われてるんだ。コイツが本当に味方かなんて分からねぇ」
「・・・そう、賢明な判断ね。ただ、私がリパルの声を聞いてる時点で証明になってると思うけど?」
「む・・・」
確かにそうだ。リパルとは“リンク”が出来てないと声は聞こえない。だから、リパルの声が聞こえる時点で何かしらの繋がりがあるんだ。
「・・・」
どうする?信じるか?味方であればリョウコウの世界の人間だ。かなりの戦力になる。だが逆なら・・・かなりの脅威になる。
「・・・分かったわ。なら私が一番前に立つ。おかしな動きをしたらすぐにその刃で貫けばいい」
「・・・悪いな。信用仕切れなくて」
「まあ、仕方ないわね。一応見てたから、疑う気持ちはわかるわ」
「じゃ、よろしくな・・・ヤミ。俺のことは咲でいい」
「あ、アタシは愛依・・・です。」
「よろしく、咲、愛依」
「じゃあ、ヤミはどれぐらいこの事を知ってる?」
「正直咲達と変わらないわ。あくまで私達が見れるのは一部だけだから」
「だよな・・・リパル、一応周囲をサーチしてくれ」
「え?どうして?」
「少なくとも雨風を防げる建物が必要だろ?継
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