第二十五話 凶器贈呈
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斗さん!あれ食べたいで「却下」
何故かキャロが北斗に土産物屋の饅頭を強請ると言い終わる前に拒否する北斗。
「ええ!何でですか!?」
「・・・最近のガキは甘やかすと図に乗る」
「はう!」
ぶうたれるキャロに・・・
ズドン!!
「はう!」
「・・・さっさと行くぞ」
「は!はい!」
ミツキから買った?気功銃を発砲した北斗。
栄えある第一号発砲を受けたキャロとこの時点で金髪の坊主化し始めた北斗だった。
正直イラついている北斗。
それもそのはずこの地点には興味のない物があるからだ。
リゾート施設オリヒメに到着しそこからバスで乗り継ぎある場所に着いた北斗達。
そこは・・・
「・・・白凰の石碑」
港の目立つ場所にある石碑を訪れている北斗とキャロ。
「北斗さん・・・これって?」
「白凰の龍の眠る場所だと・・・」
「え?」
とりあえずキャロに説明し始める北斗。
北斗は以前羅刹一族の者から聞いた話を始めた。
白凰の龍とはこの影の守護者世界の時限の狭間にある『龍の墓場』を守護する龍であり滅多な事では地上に降りてこない。
その力とは強大で魔力とは違う力を操るという。
そしてそれを得られれば最強に近づくことが出来る。
と北斗が聞いたのはその部分だけあり本人のいい加減な解釈もある為信憑性は薄い。
過去に幾多の羅刹一族の人間が白凰の龍の力を得るべくこの地を訪れたという。
だが結局はその龍を見つけることは出来なかった。
「何で羅刹一族はそんな龍探しに着たんですか?」
「さぁな・・・大方白凰の龍と契約して守護獣にでもするつもりだったんだろ・・・」
「北斗さんは狙わなかったんですか?」
「知らん・・・俺はそんなガセネタに興味は無い・・・白凰の龍は餌に人の魂を食らう残忍な龍とか言われてる・・・噂が噂を呼んだだけかもしれん・・・」
「てことは」
「・・・せいぜい誰かが作った架空上の残忍な龍・・・そうとも取れる・・・ん?」
白凰の龍の曖昧な話を信じていなかった北斗。
強くなるにしてもそんな曖昧なものに頼るより伝説の鎧を探す方を取ったのだ。
だが何かの視線を感じ取り振り返った。
異空間
「ほぉ・・・我の気配を感じ取ったか・・・」
とある龍の視界をじっと見つめる北斗。
もしかしたら龍使いだからこそ龍の気配に敏感なのかそれとも本能か・・・
白凰の石碑
「北斗さんどうしたんですか?」
「いや・・・何となく」
何も無い何処かの空を見つめていた北斗。だが何故振り返ったのか本人にも分かっていない。
そして白凰の石碑の近
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