第2章
戦闘校舎のフェニックス
第41話 バカ正直者
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「大丈夫ですかイッセーさん」
イッセーは腫れた顔をアーシアに治してもらっていた。
どうにも、イッセー、松田、元浜が千秋達のクラスの着替えを覗いたらしい。
んでイッセーは塔城にフルボッコにされたと言う訳だ。
「…自業自得です」
「…全くよ」
塔城と燕が不機嫌そうに呟いていた。
ちなみに千秋は俺の隣で未だに顔を赤くしていた。
(しかし、よくもまあ、イッセーに自分の着替えを見せれたな)
今までの千秋だったら考えられないくらい大胆になったもんだ…。
(鶇達が来た影響か?)
「全く…貴方はどうしてそう…」
部長が嘆息しながら言った。
「いや〜、友人に誘われてつい…」
「イッセーさん!!そんなに裸が見たいのなら…わ、私が!!」
アーシアがそう言いながら自分の服に手を掛けた。
(アーシアも大胆になってきたな…こっちも鶇達の影響か?)
「ワアアッ!!ち、違うんだアーシア!!そう言うんじゃなくて…」
「そうよ、イッセー。私に言えば何時だって見せてあげるわよ」
「ッ!?部長!!」
「既に何度も見せてるし…でしょ」
「ま、まあ、そうですが…イデッイデデデッ!?」
「も〜う!!イッセーさぁぁぁんッ!!!!」
部長の言葉にデレッとしていたイッセーの頬をアーシアが思いっきりつねっていた。
千秋も不機嫌になっていた。
「全くアンタは…」
燕も不機嫌そうにしていた。
「でも、よかったよ燕ちゃん」
イッセーがつねられた頬を擦りながら言った。
「…何がよ」
「燕ちゃんが居なかったもんだから、体調でも崩したのかと心配だったから…」
「ッ!?べ、別にアンタ達の気配がしたから死角に居ただけよ…」
「そうだったとしても、やっぱり心配だったから」
「………」
燕が顔を真っ赤にしながら黙った。
表情は不機嫌そうだが、内心は嬉しそうなのがバレバレであった。
イッセーは臆面も無く平然とこう言う事を言うものだから、千秋達にとってみれば赤面物なんだよな。
多分、普段のエロ行動が無ければ、木場程じゃないにしろ、女子にモテてたんではないだろうか。
(ま、良い意味でも悪い意味でもバカ正直と言う事か)
何て事を思いながら今日を過ごすのであった。
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