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友人フリッツ
第二幕その一
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を」
 顔をさらに赤くさせて。その手に集めていた花束を渡したのだった。
「どうぞ。受け取って下さい」
「あっ、お花をかい」
「お花。好きでしたよね」
「うん、どれでもね」
 誕生日の時そのままの会話であった。

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