第四章
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「タイマン張らせてもらうぜ!」
「・・・・・・・・・」
「やはりそうか」
歌星はリブラがフォーゼの今の言葉を受けても何の反応も見せないことで確信した、そのうえで二人のライダーの戦いを見るのだった。
ライダー達はホススコープス達との戦いに入った、その中でだった。
歌星は仮面ライダー部の面々に連絡をする、今フォーゼと共に大きなポーズを笑顔と共にしたユウキに対しても問うた。
「ジェミニが出ても君も変わりないな」
「あっ、そうですね」
「オリジナルなら違っていた」
あの時はユウキが消えるかどうなるかという状況に陥っていた、だが今はだというのだ。
「しかし今はだ」
「私は何ともないです」
「つまりあのジェミニはコピーだ」
「コピーっていうとオリジナルじゃないんですね」
「そうだ」
その通りだとだ、歌星はユウキに答える。
「戦闘力等は同じにしてもだ」
「その他の悪影響はないんですね」
「君は何か感じるか」
歌星はユウキ自身にも問うた。
「今心か身体に」
「いえ、別に何も」
感じないとだ、ユウキはすぐに答えた。
「感じないです」
「オリジナルのジェミニが出て来た時とは違うな」
「そうですね、ただそこにいるってだけで」
やはりあの時とは違うというのだ。
「普通の敵を見ている感じです」
「そうだ、あれはただ戦闘力がコピーされただけのジェミニだ」
「それでリブラもですか」
「むしろリブラを見てわかった」
速水は生きている、そして他の場所にいてもうライダー達とは何の関係もない筈なのにリブラが出て来たからだというのだ。
「あれは速水校長ではない」
「もっと別の誰か、でもなくですか」
「おそらくリブラの力がそのまま出ているだけだ」
「人が変身したものじゃないんですね」
「そうだろう、データでの戦闘力は変わらないだろうがな」
ここでこう言った歌星だった、そして彼はこうも言った。
「他のゾディアーツが出て来た時だが」
「その時は、ですね」
「俺も戦う、それにだ」
「それに?」
「先輩達もいる」
美羽や大文字達もだというのだ。
「ジェイクもな、その為にマシンも複数作っておいた」
「用意がいいですね」
「ライダーの戦いはそう簡単には終わらない」
このことがわかっているからこそだというのだ。
「既に何体か作っておいた」
「それじゃあその時は」
「ああ、戦える」
こうユウキに言うのだった、だが今はまだ切り札を出してはいない。
それでだ、今はライダー達の戦いを見守るだけだった。その戦いは。
激しい攻防だった、互いに一歩も引かない。フォーゼもメテオもその相手に拳を出し蹴りを浴びせながらも防がれ言うのだった。
「戦闘力は変わらないな」
「ああ、以前とな」
メテ
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