第四十七話〜結末の為の幕開け〜
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って管理局を崩壊とみなす?)
ライの中での疑問はそこであった。管理局という組織は良くも悪くも肥大化している。それこそ、一つの世界に収まりきらないほどに、だ。
(全ての管理世界に存在する組織を同時に消す?いや、それはいくらなんでも現実的ではない)
子供でも考える、一番簡単な崩壊を予想するがそれをバッサリとライは否定した。
(管理局のトップがほぼ集まる今回の会議を襲撃するのはいい手だ。だが、ガジェットとナイトメアフレーム、そして戦闘機人だけでは決定打が足りない)
元々、魔法有りきの戦闘を行ってきた管理局ならいざ知らず、戦術というものを把握しているライにとってはガジェットやナイトメアフレームの装備するAMFをあまり問題視していなかった。
「…………切り札を隠し持っているのか、それとも勝たなくてもいいのか?」
自分が行き着いた予想を口に出してみると、ライはなんとなくそれが正解のように思うことが出来た。
そして時が経ち、空が朱く染まる頃、戦闘の幕が上がる。その幕がいつ、どのように降りるのか、それは未だ誰も知らない。
唯一、その予定表を知っている人物は、誰も見ていないところで高らかに開幕の宣言を行っていた。
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