37限目 もうひとつ
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それはさておき
「多分この暗号は言葉が漢字の部首をあらわしているんだ。だからそれを考えると」
それ元に考えるとこうなる
上についたふた→「亠」。。 下の小さい子供→子。道がない遠くの国→園となる
「ちょっとまて、なんで最後が『園』になるんだ!!」
「えっとね。『遠』の部首の『?』は本来『道』ていう意味があって。『国』は部首で『囗』をあらわすんだ。だから『道がない遠くの国』って言うのは『遠』の『?』と取り除いて『囗』をつけると『園』になるってことさ」
「なるほどな。じゃああとひとつは?」
「それが分からないんだ『もう一つの「にく」』なんて「にく」っていう部首はないはずだから」
「そうか、でもそれが分かっても意味なくねえか?」
「いいや、おおよその見当はついているんだ。でもこれは全部とかないと正解には行かないんだ」
考えているうちにも時間は迫っていた
竹原作戦実行まで後8分
「坂本ぉぉ!そこで何している!!」
いきなり乱入してきたのはいつもの鉄人である
「あ、鉄人『にく』っていう部首ってない?」
突然の質問をされた鉄人は驚いた様子だった
「部首で「にく」ならあるぞ」
さすが鉄人である!補習担当だけの事はある
「本当?なに?」
「それは『月』だこれは「肘」とか体の漢字の部首はこれだ」
「明久!!どうだ」
「これでそろったのは『亠』と『月』と『子』と『園』だよ」
そしてこれを並べて漢字にする
作戦実行まで後5分
「そんな!!」
「「どうした!!吉井 (明久)」」
「先生今すぐ学園内に居る人間を避難させて!!」
明久は叫ぶように周りの先生に求めた
「なぜだ!吉井」
「この『亠』と『月』と『子』と『園』を組み合わせて作った漢字が『文月学園』なんだ!!」
『今校舎に居る人全員は速やかにグラウンドに集合させてください。』
吉井の説明を聞いた先生たちが急いで生徒、関係者をグラウンドに集めだした。しかし文化祭ということだけあり数分で全員集まるとは思えなかった。しかし、一斉に生徒たちはグラウンドに殺到してきた。恐らく何かのイベントだと思ったのだろう。そして教師は各クラスの点呼をはじめた。
作戦実行まで後3分
報告では一年と三年の全員の確認がとれた
作戦実行まで後2分
「後は2年Aクラスだけか」
「それって、雄二たちの?」
「ああ、全員いるといいんだが」
作戦実行まで後1分
「大変です!!二人居ません」
「だれだ!!」
「姫路瑞希と島田美波です」
「ナンだって!?」
二人の居ないことを聞いた瞬間校舎から急にピカッと閃光が起こったと思うと、激しし爆発音と衝撃波がグラ
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