銀河英雄伝説〜逆転の人生
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てきた銀河帝国から、同盟もとい連邦ができたのかだが、調べてみると驚くべき事が判った。事の始めは帝国暦164年、アルタイ星系の第七惑星に流刑されていたアーレ・ハイネセンにより4000万人の同士が集まり、ドライアイスの船で脱出し、“長征1万光年”と呼ばれる苦難の後、居住惑星を見つけ其処で国家建設を始めたそうだ。
その辺は、私の記憶と違わないのだが、アーレ・ハイネセンが流刑された原因が、記憶で共和主義者の子孫であるだったが、調べてみると、アーレ・ハイネセンはマルクス原理主義者でであり、仲間のグエン・キム・ホアと共に、資金調達の為の銀行強盗を始めとして、社会不安を増大させる為に数々のテロ行為を行ってきた人物で、100億人を殺した男として、逮捕後処刑される所を精神錯乱を演技し、それが真の事だと言う悪徳弁護士の主張で流刑になったそうだ。
結局その当時の帝国は劣悪遺伝子排除法が骨抜きになっていた関係で、アーレ・ハイネセン達を処刑できずに、流刑するしかなかったが、後にそれが徒と成ったようだ。
それ以来、遙か銀河の彼方で連邦は力を付け続け、第20代皇帝・フリードリヒ三世の時代には、イゼルローン回廊を通って、帝国辺境から“帝国の苛政に苦しむ人民を救済する”というスローガンを標榜し次々に臣民を拉致して行った。
その為、フリードリヒ3世の3男ヘルベルト大公が司令官となって討伐部隊が結成された。帝国軍の兵力は艦艇52,600隻/将兵4,408,000人だったが、連邦の巧みな罠にはまりダゴン星域で殲滅させられた。ヘルベルト大公は捕虜となり、人民の敵として逆さ磔の末、四肢をねじ切られ処刑された。
この敗戦で帝国は多数の艦艇、兵員を失い、しばらくの間連邦による臣民の拉致を防ぐ事が出来なく成った。この時期に拉致された臣民の総数は200億人とも言われ、現在に至るまでその行方はようとして知れない。
これ以来、帝国と連邦は不倶戴天の敵として戦い続けている。
此を見る限り、私の記憶にある世界は何らかの要因で私の脳裏に焼き付いたのかも知れない、しかし、私も貴族として生まれた以上は軍人の道を歩まねば成らないのだろう。脳裏に映る、ヤン・ウェンリーと言う人物が、実在するのかそれとも妄想の産物なのか、今の私には調べる術が無かった。
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