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31の冗談と真
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『テーブル』


「なんだ!?」


突如 田町の後ろに大きな鉄の壁が現れた



「あのオッサン何者だよ
 なんか鉄でたぞ」


狼狽える田町に向かって
今度は板状の鉄を4枚投げつける


『設置、吸着』

「ぐぁっ!!」

バチンという音と共に
鉄の壁に電気が疾走り

投げた鉄が 一直線に壁へ引き寄せられて



まるで意思を持った生き物みたいに
押さえ込む形で田町に張り付いた


「オッサン!!田町に何する気だ」


男は振り向かないで答える


『説明は受付ないno thank you、おーけー?』


「いや、普通にノーだよ!!」


『キャンキャンうるせーな
 少し黙っけって
 
 安心しなよ
 おっちゃんが君の友達助けてあ〜ゲル』



振り向きざまウインク付きの
すげー良い笑顔をくれた



うん、ものすごく胡散臭い


「治すったって・・・」



「離せよ!!!!!離せぇぇええぇぇ!!」



「うわっ・・!!」


田町の咆哮が突風を起こして鼓膜を叩く


『おっと暴れんなって


真チャン出番だよ』


自分の目の前に手をかざすと
細長い黄色の棒が地面から

男の手へと伸びた


身長より長い棒を慣れた手つきで構えると
押さえつけてる鉄の板を軽く叩いていく


『うん、確認完了ーっと 綺麗に設置したし逃げらんないね』



「これから どうすんの?
 てか、何がなんだか分かんないんだけど」



・・・・・・・・・・・・。


応える気は無いらしい




質問を無視してどこに行くかと思えば
公園に備え付けられているベンチに腰を下ろした


「座んの!?」


『おうよ、31歳ナメんなよ』


いや、別にナメてないけど、、


「テメー外せ!!殺してやる!!!」


『やだよ、死にたくないしぃ俺』


この人
マイペースすぎる



「なぁ ちゃんと教えろって




 聞いてんのかよ」


ベンチまで行き問い詰めれば
困った様に眉を下げて 頭を掻いた



『あー、、、なんだ、、少年よ
 物事には知らない方が良いことだってあるのだよ』



「うっせぇよ、説明が面倒なだけだろ?」



『・・・!?え、何故わかった?
 まさかエスパーとか? イヤン!!おっちゃんの心 覗かないでよエッチ!!』


大のおっさんが
両手で胸元を隠す


あー今イラッときた


「てめー真面目なんか、そうじゃないんかハッキリしやが
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