第119話 リューバの企み
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「いや、知らないな。」
ル「すいませ〜ん、竜狩りの本部がある場所ご存知ですか?」
街2「竜狩りの本部?悪いけど、俺は知らないな。」
私たち最強チームは、マグノリアの商店街で聞き込みしてるんだけど・・・全然情報&手がかり無し。リョウが評議委員の人に聞いたりしたけど、評議委員も詳しい事は知らないみたい。でも、急がないとナツたちが・・・!!そう思うと調査せずにはいられないっ!今まで私がナツに助けられてきたんだっ!!今回は、私がナツを助ける番なんだっ!!
マ「すみませ〜ん、あの、竜狩りの本部がどこにあるか知りませんか?」
私が白い髪の毛と髭、茶色い小さな瞳のおじいちゃんに聞いてみた。
?「竜狩りの本部じゃとっ!?」
なぜかおじいちゃんは驚く。どうしたのかな?
?「君、竜狩りの本部へ行くつもりなのかい?」
マ「そうです。大切な仲間が攫われちゃったんです。」
おじいちゃんはしわしわの手で白い髭を撫でながらしばらく険しい表情になっていた。すると、
?「君、悪い事は言わぬ。竜狩りの本部へ行くのは止めなさい。」
マ「えっ?」
一瞬、私の思考が止まる。風が吹いて、私の髪の毛とおじいちゃんの髭がなびいた。
フ「マヤ?どうしたんだ?」
ト「何か分かったんですか?」
私たちの様子を見て、みんなが駆け寄って来た。
?「君の友達かい?さっきこの子にも言ったが、竜狩りの本部へ行くのは止めなさい。」
マ以外「えっ?」
みんなさっきの私と同じ反応をする。
グ「どうゆう意味だよ?」
?「竜狩りの奴等は危険じゃ。無闇に近づいたら命は保障は無い。諦めた方が身のためじゃ。」
おじいちゃんはそう言うと、私たちに背を向けて歩き出したところを、
マ「危険だから何?」
?「!?」
驚いて振り向いたおじいちゃんの小さな茶色い瞳を真っ直ぐ見つめて私は言い放った。
マ「仲間を、大切な仲間を見捨てるってゆうのっ!?そんなの最低すぎるよっ!!」
ハ「マヤの言うとおりだっ!!」
リョ「仲間を助けねぇや奴は、俺たちの仲間じゃねぇ。敵だっ!!」
ユ「仲間を助ける事に、命なんか関係ないっ!!」
ショ「仲間が死ぬくらいなら、自分が死んだ方がましだっ!!」
私に続いて、ハッピー、リョウ、ユモ、ショールも口々に叫ぶ。街の人たちが私たちの事をじろじろ見ててもお構いなし。おじいちゃんはまた私たちに背を向けると、
?「ついて来なさい。」
商店街を歩き出した。私たちもお互い顔を見合わせて不思議に思いながらおじいちゃんの後をついて行った。
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