戦闘校舎のフェニックス
第17話
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着した。
◇◆◇
「着替えたらすぐに始めるわよ」
部長のその指示に動きだし自室で着替える。
今回の修行は部長の指示でメニューが組まれている。
話を聞くにイッセーの強化を中心に特訓をするようだ。
妥当だと思う。
実践経験もある祐斗や小猫は急激な成長は難しいが、最近基礎を作り出したイッセーなら十日の間に成長させることはできる。
それにイッセーの『赤龍帝の籠手』は使用者の基礎が高ければ高いほど効果が発揮され、そして上限も上がる。
レイナーレを殴り飛ばした時でも相当な力があったから、体を作り、戦い方を覚えれば十分に活躍できるはずだ。
後は連携か。
もともとの眷属である祐斗たちは大丈夫だろうが、新しい眷属のイッセーや、今回助っ人で参加する俺も最低限の連携をできるようにしないといけない。
チームプレイは1+1ではなく、1+1を超えることが出来るとよく言うが逆もありうる。
連携がうまくいかなければ一人で倒せたはずの相手ですら負ける場合もあるのだから、最低限の連携は必要になる。
余裕があるのなら一対多の戦いも想定しておきたいところだ。
今回のゲームは7対16で行う。単純に一人当たり二人を相手にしないといけない。
駒の価値の観点で言えばイッセーは『兵士』を8つ使用しているから。今後もこういったケースが起きるだろう。
そういう意味でも多人数を相手にする戦いを想定するのもいい。
まぁ、色々考えたが、どれもイッセーが戦えるようになってからの話か。
俺自身は使える魔法の精度を上げ、新しく魔法を覚える。そしてそれらを実践で使えるようにする。これがメインだ。
基礎は一応イッセーよりはできているが、実践経験はイッセーと同じくらい。最近は祐斗達と打ち合っているが、魔法を使っていないためこの修行では魔法を使った戦い方を学ぶ必要がある。実践を摘めばある程度、様になるだろう。
メニューについて考えながらジャージに着替え、準備もできたので玄関に行くとすでに全員集まっていた。
ちょっと考えすぎたか。
「そろったわね。それじゃ始めましょうか」
レーティングゲームに向けた訓練が始まる。
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