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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第42話 花の都へ
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「ん。おはよう。 シリカ」
朝の挨拶を交わすリュウキだった。確かパーティ申請をしていて、設定をデフォルトのままにしてあると、自由に入ったりする事は出来るのだ。……リュウキの性格から考えたら、今を狙って入ってきた、とかは、ありえないだろう。
「りゅっ、リューキさんっ!!」
シリカはあたふたしながら慌てていた。
「……ん? どうかしたのか? 顔が赤いぞ?」
リュウキはシリカの顔を覗き込んでいた。その瞬間、シリカは見事なバックステップで後ろへ下がって間合いを取る。
「なななっ! なんでもないですよっ!」
必死に言いながら、顔は真っ赤にしているが。
「……ん、みたいだな。大丈夫そうだ」
リュウキは、シリカのその動きを見て、そう思っていた。絶好調の動きだ、とその反応速度から思えたのだ。
それが、リュウキから見た結論だった。
(あ、あぅ……、やっぱり 疎いです。ものすごく……、リュウキさん……)
この時、シリカは、改めてリュウキの事を理解した、このリュウキと言う人物がどういう人なのかを。きっと……ある意味では、自分よりも幼い感じがするのだ。
「……ん? 本当に大丈夫か?」
何か挙動不審気味になっていたシリカを見て、リュウキの顔を覗き込む様に見て心配していたのを、シリカは気づいた。
「いえっ///なんでも……無いです! ほんとに大丈夫ですよっ」
自分より少しだけ、歳上で……でも感性はきっとまだそんなにない。リュウキの事を直視するとシリカは顔が赤くなりそうだった。それだけ、彼の顔は綺麗で、とても凛々しくも見える。でも、幼くも見えてしまう。
そして、自分の隣で眠っているキリトも、シリカは見た。その顔は、あどけなさが残る寝顔だった。
(――あたしって、……今 とても贅沢なパーティと一緒にいられているんじゃないかな……?)
シリカは、そうも思えていた。これまでこんな人達とパーティを組んだ事など一度もない。数少ない女性SAOユーザーの女性にとって、多分だけど、とても贅沢な人達だと言う事をシリカは直感した。
それは、正しいのだと言う事は、後に完全に判明するのである。
そしてその後。
キリトも目を覚ました。
それもシリカにとって不意打ち?みたいなものだった為、また、飛び上がるかのように驚いてしまっていた。
そして、シリカは改めて昨日の事の礼を2人に言っていた。昨夜は、シリカの考えのとおりだったようだ。キリトがベッドを譲ってくれた。そしてリュウキが、安心出来る様に一晩見ていてくれた。警戒をしてくれていたんだ。シリカは礼を何度も言っても自分にとっては足りなかった。そんなシリカをわかっていてか、キリトもリュウキ
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