魔法先生ネギま!
0376話
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を担当。あやかは俺と一緒に進行方向の確認と脅威の排除だな」
全員が頷いたのを見て、早速ジャングルの中を進み始める。
道無き道、とでも表現するのが正しいだろう。何せ大量の植物が生い茂っており、道なんてものはないのだ。あの迷宮を出てすぐの場所がこうなっているのを考えると、事故か何かでリッチになってしまってからかなりの年月が経っていると見るべきか。日記を読んだ限りだと、生活物資は情報屋が届けていたらしいが……まぁ、普通に考えればリッチ化した男に魔力や体力を根こそぎ魔法陣に吸収されて死んだとかそういうオチなんだろうけどな。パターン的と言うか、話の流れ的にも。
「にしても、剣を持ってきておいて良かったな」
バッサバッサと、腕力に任せて目の前に立ちはだかる植物を叩き切って前へと進んで行く。
人外と言ってもいい俺の腕力だからこそ、剣の一振りで俺とあやかの2人が並んで歩けるだけの幅を伐採出来ている。だが、それでも一振りで進める距離はタカが知れていた。
「あー、いっそのこと円の純炎の涙でバーッと燃やさないか?」
「ちょっと、森林火災とか冗談じゃないわよ。私達も煙に巻かれるじゃない」
「けど、このままだと街に着くまでかなりの時間が掛かるぞ? 俺は構わないが、円達はジャングルで数日間寝泊まりするのに耐えられるか? 当然風呂やシャワーなんかも無いんだが」
さすがにそれは嫌だったのだろう。茶々丸以外の4人は引き攣った顔を見合わせる。
「えーっと、じゃあさ……あっ、そうだ。アクセル君も円も茶々丸さんも空を飛べるんでしょ? それを使って一気に……ってのはどう?」
アイディアを出したのは美砂だったが、意外といいかも? と納得しそうになったが、それに待ったを掛けたのは茶々丸だった。
「申し訳ありませんが、私が飛行可能な時間は15分程度です。それに……」
チラリ、とジャングルの木の隙間から上を見上げる茶々丸。
そこでは巨大な翼を持つ獣が数匹、空を飛んでいるのが見える。
「ご覧の通り、ジャングルの上空を飛んでいくというのは身を遮る物も無いという事になります。そうなると、それだけ戦闘回数が増えてしまいますので」
……待てよ? 上空を見て、ふと思いつく。
「茶々丸、なら俺があの空を飛んでる奴と召喚魔法の契約を結んで、街まで全員が乗っていく……ってのはどうだ?」
「確かに私もその方法を考えましたが、召喚魔法の契約を結ぶ為にアクセルさんを認めさせる。つまりは戦闘をするとなると当然騒がしくなります。そうなるとこのジャングルに潜んでいる魔獣達もそれに反応して行動を活発化させる事になり……」
「結局は戦闘回数が多くなる、か」
コクリ、と茶々丸が俺の言葉に頷く。
「ハイリスク、ハイリターンって訳
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