―もう一つの可能性―
[14/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
全く想定していなかったレベル10のシンクロ召喚。最初から素材にするつもりだったならば、ダークエンド・ドラゴンの効果多用も理由が付く。
「伝説の海神を倒しし武器の竜。その健在を現世に示し、その嘶きを現世に震わせよ! シンクロ召喚! 《トライデント・ドラギオン》!」
トライデント・ドラギオン
ATK3000
DEF2800
脅威のレベル10シンクロ召喚されたのは、三つの首を持った巨大なドラゴン。《トライデント・ドラギオン》と呼ばれたそのモンスターは、三つの竜の頭からそれぞれ耳をつんざく雄叫びをあげた。
「トライデント・ドラギオンがシンクロ召喚に成功した時、僕のフィールドのカードを二枚まで破壊する。そして破壊した数だけ、攻撃回数を増やすことが出来るのさ!」
《デブリ・ドラゴン》と《スピード・ウォリアー》が、シンクロ召喚された《トライデント・ドラギオン》に吸収されていく。吹雪さんの言う通り、吸収されていった二体は、その効果のコストにされたのだろう。
つまり《トライデント・ドラギオン》の攻撃回数は、その効果によって――
「三回攻撃……!」
「その通りさ! トライデント・ドラギオンでダイレクトアタック! ドラギオン・インパクト!」
《トライデント・ドラギオン》の第一の攻撃が俺に放たれたが、その攻撃を受けてもまだライフポイントは残る。しかし俺は、二枚のリバースカードのうち一枚を発動した。
「リバースカード、オープン! 《ピンポイント・ガード》! 相手の攻撃宣言時、墓地からモンスターを特殊召喚出来る! 守備表示で蘇れ、《ガントレット・ウォリアー》!」
守備の要たる腕甲の機械戦士が守備表示で特殊召喚され、《トライデント・ドラギオン》の攻撃を俺の代わりに受け止める。《ピンポイント・ガード》は、戦闘破壊耐性をガントレット・ウォリアーに与えるため、その一撃を全て受け止め――
「悪いけどこっちもリバースカードだ、《竜の逆鱗》を発動!」
吹雪さんの最後のリバースカードは、ドラゴン族全てに貫通効果を付与する《竜の逆鱗》。トライデント・ドラギオンの一撃がさらにパワーアップし、ガントレット・ウォリアーの守備を貫通する……!
遊矢LP3600→2200
「まだだ、ガントレット・ウォリアーに攻撃! ドラギオン・インパクト!」
戦闘破壊耐性を得ている為に生き残った《ガントレット・ウォリアー》に、トライデント・ドラギオンから第二の攻撃が届く。その一撃は半分程度しか止められず、またもや俺のライフを大きく削った。
「くそっ……!」
遊矢LP2200→800
「これでトドメだ、ドラギオン・インパクト!」
トライデント・ドラギオンによる最後の攻撃がガントレット・ウ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ