第一章 護れなかった少年
第十話 トールバーナにて
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、モンスターを避けながら、トールバーナへと向かう。
別に避けなくてもいいのだが、早く帰りたいので、避けながら小走りで向かっている。
理由としてはお風呂に入りたいからである。
僕の住んでる宿は、一階が酒場になっており、二階が50コルで借りられる。しかも結構広く、お風呂までなぜか着いているのである。
凄いいいところだと思う。
......まぁ、最近再会したキリトは80コルで僕と同じような部屋&お風呂&牛乳飲み放題という宿だが。
いつだったかキリトが牛乳を売ろうとして宿から持ち出した物の、五分で耐久値が全損し、なぜか消えずに残っていたため、キリトが飲んだところ、激マズの液体に変わっており、キリトが吹き出した時は全力で笑ってやったが。
......うん。でも今はとりあえずお風呂に早く入りたいです。
今、脳内メーカーをやったら九割がお風呂で埋め尽くされている自信がある。
そんなこんなで急いで帰った所、三十分でトールバーナに着いた。
―☆―☆―☆―
「ふぃ〜」
お風呂を出て、上機嫌になっていすに座り込む。
と、コン、コココンと、ドアがノックされる。
......このノック音は......
そこで人物に思い当たり、扉を開ける。
「こんにちわ、アルゴさん」
ついこの前、SAO内で再会した、《鼠のアルゴ》こと、僕がβ時代お世話になっていた情報屋だ。
顔には鼠のひげのような三本のペイントが入っているのが特徴で、僕と同じスピード型の人だ。
「さすがソラ坊は礼儀正しいネ」
とりあえず......
「そのあだ名、やめてくれません?」
笑顔で言う。
「何言ってるんダ、ソラぼ「そのあだ名、やめてくれません?」善処してみるヨ」
ニヒヒ、と笑いながら言ってるところを見ると、おそらくやめてくれないだろう。
ハァ......とため息をつきながらアルゴさんを部屋の中に入れる。
「で、用事は何ですか、アルゴさん」
「そうそう、ついに明日の午後四時にここトールバーナの広場で一回目の《第一層フロアボス攻略会議》が開かれるらしいゾ」
「そうなんですか。やっと......」
どうやら一ヶ月経った今、やっとフロアボスの部屋が見つかったらしい。
...ちなみにアルゴさんが言う情報は信憑性が恐ろしく高く。僕にとって、一番信用できる情報屋だ。
そしてこの情報をお金の前に言ってくれると言うことはただでこの情報をくれたらしい。
こっちとしては嬉しい限りだ。
「ちなみに、ソラ坊に頼まれた人たちの監視をやってたが、今回でれそうなのはあの巨漢と女の子だナ。あの数人のグループはトップ以外のレベルが低くてまだ無理ダ」
「毎度毎度
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