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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
されど騎士は力を振るう・part7
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準法違反で訴えてやる」
《誰をだ?》
「あの
オジサン
(
司書
)
を」
《それは名案だ。本人がいればな》
人それを逆恨みというかもしれない。自主的に始めたことだし。何はともあれこの町に潜む脅威は小学生たちの手によって着々と取り除かれている。小学生ってすごいな、と素直に思った。
《明らかに平均的な小学生でないものが大分混じっているが?》
「なにをおっしゃるゼルギウスさん。僕が一番平均的じゃないじゃないですか」
《否定は出来んな。それと・・・何か進展があったようだぞ》
「高町くん、6つ目のブツの情報があったよ!」
「だけど場所がちょっとアレでね・・・とにかく、ちょっと来なさい」
「?」
・・・次の石は一筋縄ではいかないようだ。
〜
「ここがブツの目撃証言があった場所・・・月村邸だ。正確には此処の裏庭付近」
「どうやってそんな情報を?」
「琴浦さんの読心能力でネコから情報を聞き出して、相良くんがその猫を追跡した結果ここに行きついた。そもそもこの町に生息する猫の3分の1がこの屋敷に住んでる猫屋敷としても有名だったから余計見つけるのは簡単だったよ」
「だが、だ」
武偵志願組や徐倫さん、由良くんが顔を顰める。
「ここはセキュリティが固すぎる・・・羽岡でさえ気付かれず入るのは無理だと判断したくらいだ」
「いくらそれなりに金持ちの家だからってここのそれはちょっと常識を逸してるレベルだ。忍び込もうにもセキュリティが突破できないし、入れてもらおうにもメイドのガードが固すぎる・・・」
そう言いながら遠山くんが懐のメモを取り出す。
「分かっているだけでも監視カメラ50台に防犯ロボット、指向性レーザーセンサーに二酸化炭素検知型センサー、体温検知型センサー、偽装された無数のセントリーガンに落とし穴や虎バサミに振動検知器、植え込みに偽装された高圧電線・・・挙句の果てにメイド2人が戦闘可能なアンドロイドと来たもんだ」
「まるで要塞よ・・・戦争でもするつもりなのかしら?やれやれだわ」
なるほど、かたいガードを突破できずに困り果てたという訳か。よく見ると体力自慢の皆は体のあちこちが汚れている。・・・挑んだのか。
どうしてもメイドを突破できずに頓挫中らしい。・・・メイド以外は突破したのか。凄まじいバイタリティにちょっと引くわー。
《少年、ここは転身の術を使うがいい》
「・・・皆、ここは僕に任せて」
転身の術によって僕の隣に2メートル大の巨大な鎧が出現する。
これを転送で裏庭に送り込む。転身の術は分身のようなものなので身元はバレないしいつでも撤退可能。それにこの鎧はあらゆる攻撃を防げるらしいので倒されることもないだろう。
「「「「・・・そういう便利なものがあるなら最初に言い
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