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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter28「憤りと後悔」
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がって!私とスバルのツートップで行く!」

「あ、はい!」

「スバル!クロスシフトA、行くわよ!」

『おうっ!』

クロスシフトAとは、ウイングロードで駆け回りガジェットを撹乱し、複数のターゲットを殲滅する作戦だ。

(……証明するんだ……特別な才能や、凄い魔力がが無くたって、……一流の隊長達がいる部隊でだって……どんな危険な戦いだって……)

ティアナはスバルが時間稼ぎをしている間に、カートリッジを4発ロードし、周囲に無数の魔力弾を出現させ魔力を上乗せさせていく。

「私は、ランスターの弾丸は、ちゃんと敵を打ち抜けるんだって!」

更に魔力弾に魔力を圧縮させ、威力を高める。

『ティアナ!4発ロードなんて無茶だよ!それじゃティアナもクロスミラージュも……』

「撃てます!」

《YES.(はい)》

再三の警告も、意固地となっているティアナに通じる訳もなく、シャーリーに構わず魔力を圧縮する事を続け、ティアナはクロスミラージュを構える。

「クロスファイアー!」

ガジェットに狙いを定め、引き金を……

「シュートッ!」

引く。
ティアナの放った誘導弾がガジェットに襲い掛かる。

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

次々に魔力弾がガジェットを破壊していく。


だが………

「あっ!?」

その内の一発がガジェットを逸れ、ウイングロードを走るスバルへと向かっていく。
多数の魔力弾の制御する事は難しい技術な上に、カートリッジの負荷。

完全制御できなかった魔力弾が暴走したのだ。

ガジェットを引き付けていたスバルは、自分の背に魔力弾が迫っている事に気付いた時には、避けることも防御する事もできない状況だった。

「「スバルさん!」」

エリオとキャロが声を上げる。

直撃……。

誰もがそう思った時、スバルの前に影が1つ割り込んだ。

そして、爆音と共にスバルが爆煙に飲み込まれた。

「う、嘘だろ……」

フォワードのフォローに駆け付けたヴィータが、爆煙を見て唖然とする。
無論、この目の前の状況を作ってしまったティアナも……。

誰もが最悪の光景を頭に思い浮かべていた。しかし、爆煙が薄れた先に見えた光景は想像していたものと違っていた。

「ル、ルドガー…さん?」

スバルの前には槍を構えたルドガーの姿があった。

また今のルドガーの両腕は漆黒の鎧のような物を纏っている。
そう。ルドガーは骸殻を、クォーター骸殻を発動させているのだ。

「ケガはないか、スバル?」

「は、はい、大丈夫です!」

言葉通りどこも怪我をしていないスバルを見て、安堵する。
ホテルではやてと一緒にいたルドガーは、ガジェットの動き
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