第65話 少年は決戦用の贈り物を貰うようです
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せいでな。」
「ふぅー……。全く申し訳ないと思てるヨ。まさか、ネギ坊主に数日分跳ぶ魔力があるとは思わなかったヨ。」
「未来人も役に立たんなぁ……。」
「私のいた未来じゃ、今ので行けたんだがネ………。」
と、言う事は・・・歴史が変わっているのか?
超の居た未来の俺が"今"取っていた行動と、俺の行動が違うのか。
―――はたまた、ネギの行動が違うのか。何れにしろ。
「楽しくなって来た……!抗え抗え、少年。俺はその悉くを凌駕しよう……!!」
俺が楽しげに笑う隣。超は何かを決意した眼で、しかし寂しげに笑うのだった。
Side out
Side ネギ
「申し訳ありません、取り逃がしました!!」
「よい、よい。ワシが一番失態じゃ。よもや、四天王を連れて逃げられるとはのう……。」
僕達がダイオラマ球から脱出し、学園長先生に訳を話して一時間。
驚異的な速さで愁磨さん達を捕まえに行ったけれど、結果は0だった。と言うか、分からない事が一つ。
「あの、一ついいでしょうか?」
「む、何かの。」
「そもそも、何故なんでしょう?」
「何故、とは?」
勿体つけないで早く言え、とばかりに睨んで来る・・・誰だろう。黒服の、槍を持った人。
「いえ、なんで愁磨さん達はそんな事をしたのかな、と。」
「メリットも無い様に思えるしのう。そればかりは本人に聞かんと分からんのう……。」
「ならば説明いたしましょう。」
『『『『『!?!?!?!?』』』』』
急に現れた愁磨さん―――の分身。
「説明だと?今更何を言うか!?」
「決まっているだろう?ゲームのルール説明だ。」
「ゲームだと!?ふざけおって!!」
「ルール説明の前に、一つ。俺は仏みたいに優しくないから、一度しか言わないからよぉぉぉっく聞け。
――黙れ、小童が。身の程を弁えろ。」
ぐっ、と身を引き攣らせる黒服。
・・・そもそも、愁磨さんが話してくれたのに前の世界は負けたのかな?
「それで、ルールとはなんじゃ?」
「1、開始時刻は明日17時。場所は麻帆良全体。
2、我々の目的は世界樹の完全制御。それに伴い、超大規模魔法の実行。
これにより―――魔法秘匿の認識阻害魔法を全て無効化し、魔法を公表する。
そして……地球、旧世界に居る旧世界人を、全て"消す"。」
「そんっ、馬鹿なぶぅる!!」
「……続けてください。」
「うむ。3、勝利条件。こちらは魔法の発動。対してそちらは魔法発動の阻止。
4、我々が狙うのは、学園に6つある世界樹広場のみ。
5、我々の戦力は三つ。1、織原家
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