黄昏の戦闘
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系ほどのスピードじゃない、半分は避けられる」
「それに人数はこっちが有利だ。多分、ミニガンは機動力のあるバギーに乗っている俺から狙ってくるだろう。その間にブラスターを殲滅できれば勝てる」
「無理だ!突っ込んだってミニガンにずたずたにされるだけだ。それにゲツガにバギー機動力があったってあの弾丸の雨を全弾回避するのは不可能だ。一撃でも食らえばほぼHPが全損するだけ。……残念だが、諦めよう。連中に勝ち誇られるくらいなら、ここでログアウトして……」
リーダーがここまで自暴自棄になって、子供のかんしゃくと変わらない提案を言うと思わなかった。そしてその数秒後更に喚いた。
「なんだよ、ゲームでマジになんなよ!どっちでも一緒だろうが、どうせ突っ込んでも無駄死にするだけ……」
「なら死ね!」
シノンが反射的に叫ぶ。と同時に自分はウィンドウを動かして金をダインに返して言った。
「これで契約は破棄だ。俺はこれからは好きなようにさせてもらう。シノン!作戦をダインを抜かした奴で行くぞ!行けるか?」
「行ける!けど、時間が要る!三秒稼いで!その間に私とアウラで始末する!出来る、アウラ!?」
「問題なし!」
「了解!で、お前らはどうする!?ここで無残に散るか、最後まで抵抗してみるか!早く選べ!」
そう叫ぶと、三人のアタッカーは若干つっかえながらも答える。それを見ると弾道予測線が見えないときを狙って一度後退してバギーを置いているコンクリート壁まで下がるとバギーのエンジンをかけてフルスロットルでバギーを発進させて壁から出る。その音を聞きつけたミニガンは自分を標的にするために砲身をこちらに乱射しながら向けてくる。
「当たるかよ!」
叫んで亜音速で飛び回る銃弾の雨から逃げる。そして、こちらに敵が集中した瞬間に、素早くアウラとシノンが顔を出してこちらに光学銃の銃口を向けていた一人の頭を吹き飛ばし、もう一人は貫かれて消滅する。それに気付いた、残り一人は応戦するためにアウラとシノンの方向に向けてブラスターを連射する。だがすぐに身を潜めていた二人にはそのレーザーは当たらなかった。この隙に、すでに行っている三人が残り一人を片付けてくれるだろうと思っていたが意外にもミニガンがその三人の動きに気付いていたようで一瞬だけ方向を変えて三人に向けて乱射していた。
SMGの二人が被弾して消えたが、もうM4を持った一人は被弾せずにそのまま遮蔽物に隠れているブラスターのところまで辿り着いた。そして遮蔽物で隠れた一瞬、その遮蔽物の奥から鳴り響く実弾系の銃声。これで残りベヒモスだけ、そう思ったが倒れて出てきたのは、M4を持ったパーティーメンバーだった。
そして、生き残ったブラスターは体を出す。だが、持っている物はブラスターではなくミニミ、最初に倒し
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