黄昏の戦闘
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とレーザーライフル一人を倒してから更に進んでいく。
それと同時にミニガンを持つ大男もぐっと腰を落とすとミニガンの砲身が回転し始めて、そこから火が吹くとギンロウのアバターが分解され、消滅した。この間、僅かコンマ三秒ほどだ。
「くそが!あれじゃあ不利だろ!」
そう叫ぶとバギーを発進させる。助ける義理はないがあくまで依頼人と傭兵の関係。金を貰っているならそれ相応の仕事をしなければならない。銃を片手にスピードを上げるために、スロットルを煽る。前輪が浮きながらもそのまま後方の車輪が地面でしばらく空回りするが一気に飛び出す。その時に後ろにシノンとアウラ掴まる。
「おい、定員オーバーだぞ!どっちか降りろ!」
「三人乗せても走るでしょ!三人乗せたって私の走る速度よりは早いんだからそのまま発進!!」
「同意!!」
二人はそう言ってそのままアウラが小さい体を自分の体に密着させてその後ろにシノンガギリギリのところに座る。三けつなんて実際は犯罪だからやめたいところだここはゲームだからそんなの関係はない。溜め息を吐いてから後ろの二人にやけくそに言った。
「わーったよ!今出せる最大のスピード出すからしっかりと掴まっとけ!!」
ほんの数秒で交線エリアまで来るとすぐにダイン達を補足すると厚いビルのコンクリート壁にバギーを止めるとシノンたちを下ろして、ダイン達の近くにある遮蔽物に飛び込んだ。その後を追って二人も別々の遮蔽物に隠れる。そしてダインは自分を見てから言う。
「奴ら、用心棒を雇ってやがったんだ」
「野郎だろ、ベヒモス。北大陸を根城にしていて、金はあるが自信のないスコーロドンに雇ってもらっては用心棒の真似事なんかしている。あの銃を見てピンと来た。ったく、めんどくせえ奴を連れてきたもんだぜ」
一度、敵の居場所を確認すると斜め後ろにある遮蔽物に向けて二発の弾丸を撃つ。一発目は壁にめり込み、ニ発目はその銃弾を弾かれて少し先にある遮蔽物に食い込んだ。そして最後にもう一発打ち込むとその二つの埋め込まれた弾丸に弾かれて丁度顔を出したブラスターの一人の肩を貫く。しかし、それでも倒すことは出来なかった。
「で、どうする?」
「そろそろミニガンの残弾が怪しいはずだから残っている全員でアタックすれば派手な掃射はためらうかもしれない。そこを着いて排除するしかない。SMGの二人は左、私とダインは右から回り込んで、アウラとM4はここからバックアップ、ゲツガはバギーに乗って相手の気を引き付ければ何とかなる」
「賛成」
自分がダインに聞くとシノンが案を出す。その案にアウラが賛成する。
「……無理だ、ブラスターだって三人残ってるんだぞ。突っ込んだって防護フィールドが薄くなってダメージが上がる……」
「ブラスターの速射は実弾
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