暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick42_ケシズミになってから後悔してももう遅えぜアンタら
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

 アドバイス料として、ここの生徒はその人に出来るだけ無傷で渡す約束なんだ」

「・・・・どうしようか? ゴミ屑って表現は俺が使っている中で最低侮蔑言葉だけど・・・・

 お前を表現するのにはかなり足りないな。うん、語意が足りなくてすまない。

 さすが屑っぷりで絵鏡の現当主に切り捨てられた屑だ。
 手切れ金と私有した軍を持って半年前に消えたって話だけど・・・屑は健在だな」

「僕を屑扱いするなんて・・・・許さない!

 球鬘! やれ!! 殺せ!!」

「キュモール様・・・・・引くのをお勧めします。

 奴は≪碧空(スカイ)≫と呼ばれる、プロのプレーヤー。“最速”の請負人です。

 奴を相手にするのは・・・」

「そんなこと知らないよ!! 君は僕の言う事を聞けばいいんだよ!!」

「ちっ・・・分かりました」

守りの体勢に入っていた球鬘から、鋭い攻撃性の殺気が溢れだした。

同時に離れたビルからも殺気が溢れだす。


球鬘兄妹が戦闘態勢に入った。


「ま、戦うよね。相手が誰であっても頼まれれば殺す≪殺し屋≫、匂宮。

 あんたらもその分家だから、例外に漏れずってことだね」

軽くしゃべる信乃の表情は常に無。

殺気もなければ覇気もない。

ただ、それだけで球鬘が警戒するに値すると感じた。



信乃はA・Tのつま先を地面に2度、軽くぶつける。

それを合図に、赤色の車輪が展開した。


「開放。炎の玉璽(レガリア)


ただ展開しただけで、信乃の後ろの全ての景色が歪む。


「ケシズミになってから後悔しても

 もう遅えぜ アンタら」


この時、球鬘と絵鏡は見た。

信乃の後ろに炎の(シャドウ)の姿を。



つづく

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ