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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第31話 ホテルアグスタ
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あの研究所の地図。あの時何かのためと残しておいたが………今更役に立つとはな………」
映像には立体的に表示された研究所の地図があった。
「えっと……ヴィヴィオの居た場所は覚えているんだが、俺が出てきた部屋は………何処だっけな………」
そう確認していくバルト。
「………ん?」
ふと視線を感じ、前を見てみるとガラスにへばりついてこっちを見ているなのはとヴィヴィオがいた。
「うおっ、何だこのブサイク!?」
『ブサイクじゃないよ!!』
『失礼ですよバルトさん!!』
『あはは………』
困った様な顔をしながら苦笑いするユーノ。
「何してんだよ………」
映像を消し、端末を懐に戻したバルトはタバコを吸いながら2人の前まで移動した。
『バルトさんを迎えに来たんですよ。せっかく来たのに何でタバコなんです?しかももう服装緩めてるし………』
「こんな堅苦しい服は俺には無理だ。耐えきれん」
『いいからバルトも来るのー!!』
「ちっ、………ったく」
まだ吸い終えていないタバコを吸い殻入れに入れ、部屋から出る。
「バルトさん………!!」
「少しだけだぞ!その後は俺の好きにさせてもらうからな!!」
そう言ってバルトはなのは達と共にユーノの案内を受けるのだった………
さて、その後ユーノに案内され今回出されるオークションの品と展示されているロストロギアの説明を受けていた。
「………で、この宝石の様な綺麗な石が古代ベルカ時代に作られた爆弾で、接触した瞬間に爆発する様になってるんだ」
「いや、危険だろこれ………」
「このロストロギア自体は故障しているのか爆発したりはしないよ」
と物騒なロストロギアがあったり。
「それは様々な世界の調味料を出すことが出来るロストロギアだよ。時代的には戦乱の後だと思うけど実はハッキリしてないんだ。大昔の食事習慣を調べられるって事でその道の学者さんの間で結構な値が付きそうな気がしてるんだよね」
と小さなレシピ本の様なロストロギアの前でユーノが説明した。
「何だかはやてちゃんの夜天の書みたい………」
とそんな風にバルトにとっても結構興味深い物ばかりで、何だかんだ楽しんでいた。
「で、これが今日のオークションで最大のロストロギア、聖王オリヴィエに仕えていた最強の聖騎士、キルレントが使っていたと言われる聖王器、ゼルフィスだよ」
「聖王器?」
「聖騎士に与えられた特別な武器、それが聖王器って呼ばれているんだよ。聖騎士達については残っている記述が古くてかなり少ないから全てが分かっている訳じゃないんだけど、今分かっているのがキルレントが使っていた聖王器がゼルフィス、リアレスが使っていたのがローフィアそれ
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