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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第31話 ホテルアグスタ
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負けないもん」
ルーの言い草に頬を膨らませて言うキャロ。
「それじゃあ今日はゆっくり休んでな〜」
そんなはやての言葉により、お開きとなった………
夕食を食べ終え、それぞれの部屋に戻るメンバー達。
「ねえねえバルト、1日休みだけど………」
そんな中、ヴィヴィオは早速バルトに次の休日に遊んでもらう約束を済ませようと考えていた。
「悪いヴィヴィオ、俺ちょっと行かなくちゃいけないところがあるからなのはと遊んで貰え」
「ええっ〜!?バルトも一緒がいい!!」
「遊園地で沢山遊んだだろうが、我侭言うな」
「………じゃあ何処に行くの?」
「………何処だっていいだろ?」
「パチンコだ!!」
「違う。第一パチンコは地球でスった所為でやれる余裕無いっての………」
「じゃあ何処?」
「少し調べものだ。結構遠いから1日無いと無理そうなんだよ………」
「そうなんだ………」
そう言って悲しそうにバルトから距離を取るヴィヴィオ。
チラチラと物欲しそうにバルトを何度も何度も見る。
「………はぁ。分かった、次の休み………半日でも取れたら遊ぶのに付き合ってやるから………」
「本当!?」
「ああ、約束してやる」
「バルトの約束信じられないから………はい!!」
「小指?小指を向けて何するんだ?」
「バルトも出して!!」
「あ、ああ………」
ヴィヴィオに言われるがままに小指をヴィヴィオに向けるバルト。
ヴィヴィオはそんなバルトの小指を自分の小指で結んだ。
「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲〜ます!指切った!!」
最後に力強く指を放すヴィヴィオ。
「なのはお姉ちゃんに教えてもらったんだ。地球で昔からある風習で、約束する時に破られないようにこうしたんだって」
「なるほどな、針千本なんて飲みたかねえよな………」
「だからバルトも飲みたく無かったら約束破らないでね!!」
「分かった分かった………」
そう言って嬉しそうに歩くヴィヴィオと共に自分達の部屋へと戻っていくのだった………
次の日………
「何で俺は外の警護じゃねえんだ………しかもこんな格好………」
そう言って自分の着ているタキシードを嫌そうに見る。
ガタイの良いバルトはスーツ姿の様なしっかりした服装だとスポーツマンの様に見え、似合うのだが本人は嫌っており、自分からは絶対に着ない。
当然タキシードも同じである。
「くそっ、ネクタイくらい外しても良いよな………息苦しいったらありゃしねえ………」
そう言って軽く緩ませる。
「ふう………少しはマシになったか………」
自分の中に風が通ったのを感じて、リラ
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