ソードアートオンライン
第一章
お食事会
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あの後俺たちはアスナの家に来ていた
クラディールがキリトのことをβテスターの汚いビーターだ!
などと騒ぎ立てていたので俺もβテスターだということを言って黙らしておいたが
クラディールはかなり根にもつタイプなのでキリトに何かしないか見ておこう
「なんでこんなに血盟騎士団は固くなっちゃったんだろうねぇ…」
オレは唐突に呟いた
「俺が血盟騎士団に入った頃は皆で楽しく攻略するギルドだったのに
今じゃ堅苦しいのなんの血盟騎士団の古株なんて数えるほどしかいないぜ
護衛まで付ける必要はないと思ったんだかな…なにせSAOの世界じゃ自分の身は自分で守るが鉄則なのに
参謀職に押し切られて護衛を無理矢理つけられたし
ヒースクリフはそれについて何も言わないのだから仕方ないのかもしれないな…」
「ごめんね…カナタ君…私が団員に自分の規律を押し付けちゃったから…」
アスナが沈んだ声で言った
「まぁ、アスナみたいなのが副団長でよかったと思ってるよ?俺は
第一俺が副団長してたらもっと攻略遅れてたぜ?だからお前みたいなのも必要だと思ってるし
必要だと思ってくれている人も沢山いる。だから一人で全部抱えなくていいんだ、
それに俺たちもいるだろ?」
少しでも元気づければいいと思い掛けた言葉だが
我ながらひどいコミュ障だと思う
「ありがとねカナタ君元気になったよ」
さっきより少し元気な声で言った
「そりゃ良かった、まっ!なにはともあれメシだメシだ!」
「早く行こうぜ!このままだと日が暮れちまうよ!」
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「さてと、アスナ、メグミ、何作ろうか?」
「なんにしようか?」
「ラグーラビットはアスナに任せるにしても
グリルバードはどうする?一応a級食材なら料理出来んこともないが」
「ならグリルバードはカナタ君と私で一緒に作ろうか」
「そうだな、じゃあアスナラグーラビットは任せるな
後付け合せも任せとけ」
「うんわかった」
アスナのOKが出たところで早速料理を開始する
取り敢えずグリルバードから調理するか
ステーキでも作るか、後余った肉を使って鶏肉のサラダでも作るってみるか
丸焼きもいいな…唐揚げも旨そうだ…
「カナタ君…涎出てるよ…」
考えているうちに涎が出ていたらしい
「そういうメグミも涎垂らしてるけどな」
そうメグミに指摘するとババっと音がしそうなぐらいの早さで
口元を抑えた。
いつもこういう時にメグミは抜けているなぁ…と思う
「丸焼き作るか」
「そうだね」
簡単にメニューが決まってしまった
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