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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第09話
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との話の前に鷹月たちに話をするために、教室に残っている鷹月のところに来ていた。
「あ〜、あの、返事を待って貰っておいて悪いんだけど、ごめん。俺、別な人と組むんだ」
「そうなんだ…………。あ、でも、謝らないで。私が急に言うのが悪いんだから」
どこか寂しそうに笑いながらそう言った。俊吾はそれに罪悪感を覚えるが、どうしようもないので早く立ち去ることにした。
「本当にごめん。鷹月さんと組むのが嫌とかそういうのじゃないから」
それだけ言って、俊吾は鷹月の前から消えた。この一言が必要か必要じゃないかと言ったら必要じゃなかっただろう。変な期待を鷹月にもたせるのだから。
俊吾はそのまま廊下で待っているシャルルの元に駆け寄った。
「悪い、待たせたな。それで話って何だ?」
「その前に、俊吾はこれからどうするの?」
「俺か?今日は練習しないで部屋で寝ようと思ったんだけど」
「じゃあ、寮に行こっか。との途中で話すよ」
「良いのか?シャルルは練習しなくて」
「うん。僕も今日はちょっと疲れちゃったしさ」
「そっか。なら行くか」
「うん」
二人は寮に向かって歩き始めた。校舎の中では雑談をしながら歩いていた。寮の外に出ると、シャルルが話し始めた。
「……ありがとね、俊吾」
「いきなりどうした?お礼を言われるような事した覚えないけど」
「学年別トーナメントのことだよ。僕と一夏を組ませて助けてくれたでしょ?」
「ああ、あれか」
正直、俺にとっちゃあんまり助けた感覚は無いんだけどな。面倒事を解決させただけだし。
「……あはは、何か俊吾に助けて貰ってばっかりだね」
「そんな事無いと思うんだけどな。どちらかというと、一夏の方が助けてるイメージは強いけど」
「確かに直接的なのは一夏の方が多くて、みんなからの評価は高いよね」
評価高いのは一夏がイケメンだからじゃないかな。イケメンだったら何しても評価高くなりそうだし。そもそも、一夏は性格いいから余計評価高いだろ。
「でも、間接的には俊吾の方が多いよね。みんなが気づかないだけで色々と助けてくれてるし」
「気づかなければいいことも意味無いんだよ。だからといって、みんなの前でいいことしようとするのもどうかと思うけどな」
「そうだね。俊吾の頑張りは僕が知ってるから僕の俊吾の評価は高いよ?」
シャルルは微笑みながらそう言った。
あれ、何か寒気というか悪寒というか、苦手センサーがあんまり発動してないような……。気にすることもないか。
「それはありがとな」
「うふふ、どういたしまして」
そのまま二人で談笑しながら歩いていると
「シャルル。元気そうだね」
と言う声が聞こ
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