魔法先生ネギま!
0374話
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間が5秒といった所だから、あまり早くに出すとまだ前衛の2体があやかに止められている間に効果が切れてしまうのよね」
俺の言葉に告げる千鶴。
「なるほど、5秒程度か。それなら今の手順で良かったな」
スケルトンと遭遇する度に、色々な戦術を試しているあやか達。まぁ、究極的には今の応用で前列2体を鮮血の鞭で、中列2体を千鶴の魔法で足止めしてから円の最後に使った巨大な炎で一網打尽にするという手段が手っ取り早いんだけどな。前方4体が動きを止められていれば後列は前に出にくくなるし。
「そろそろ次の部屋が見えてきてもいいと思うんですが……」
先頭でシーフ的な役割を果たしている茶々丸が呟く。
ちなみに、あやかが転移させられた部屋は30分程前に通り過ぎている。一応中を軽く調べてみたが、俺と茶々丸が転移させられた部屋と殆ど同じ作りでヒントとなるようなものは何も無かった。
「さて、じゃあもう少し頑張るか」
俺の声に皆で頷き、通路を先へ先へと進んでいく。
「皆さん、止まって下さい」
「敵ですの?」
「いえ、トラップです。少々お待ち下さい」
あやかの質問にそう返し、一人だけ前へと進み出る茶々丸。この通路はそれなりの頻度で罠が仕掛けられているのだが、何故か魔力感知により生物にのみ発動するようになっている。なので茶々丸が罠を見つけては破壊していくのだ。
「破壊完了です。先に進みましょう」
そう言って茶々丸が道を進み……それから10分程。いかにも意味ありげな扉が嵌っている部屋へと辿り着く。
扉の大きさは高さ7m、幅4mといった所か。巨大、と言ってもいいだろう。
ある意味時代錯誤的な両開き式の扉だ。
「どう見てもこの部屋ってラスボスとかが待ち受けてそうな部屋よね」
ポツリ、と呟いた美砂の声が周囲へと響く。
だが、扉に刻まれている蛇の模様や骸骨の模様なんかを見ると確かにラスボスとかが待ち受けていそうな部屋ではある。
「けど、開けるしかないだろう?」
俺の転移させられた部屋からここまでは一本道だった。そして脱出の手掛かりとかは無かった。つまりはこの部屋に入るしかない訳だが……俺の念動力がこの中が危険だとこれでもかとばかりにがなりたてている。
さすがにこの部屋にあやか達を戦闘で突っ込ませるのは危険すぎる、か。
「戦闘の練習はここまでだ。どうやらこの中は危険らしいから俺に任せて貰おうか」
「……アクセル君、気をつけて下さいまし」
「無理はしないようにね」
あやかと千鶴がそう声を掛け、他の面々も気をつけるようにと注意してくる。
それに頷きながら、扉に手を当てて軽く押す。
「固いな。と言うか、この大きさだし重いのか」
徐々に力を入れていき、軽自
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