第二幕その四
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「行きましょう、貴方の国に」
「それじゃあ私達も」
「旅立ちましょう」
シェラスミンとファティメもそれに続く。こうして彼等はすぐに宮殿を出てそのうえでチグリス=ユーフラテス河の港の一隻の舟に乗るのだった。
「既に用意してあったんだ」
「はい」
パックはまだ人間の姿のままである。港もまた実に多彩な人でごった返している。遠くに砂漠が見える海のような河の港の桟橋の上にいるのだ。
「ではこれに乗ってまずは河を下り」
「それからまた海に出てフランクに向かうんだね」
「はい、そうです」
それがパックの考えなのだった。
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