暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
世界、崩壊〜
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は二人に向かって行く。

「悪いけど・・・雑魚に構っている暇はないよ!!」




俺達は再び駆ける。

「あ・・・こっちや、こっち!」


向こうで女性が手を振っている。八神はやてだ。

「よし・・・彼処まで行けば・・・!」

「・・・!アカン、上や!」

「!?」

「あぶねぇ!」

咲に突き飛ばされ、前のめりになる・・・瞬間、背後に風が通った。

「バルムンク!」

はやてが魔法を使うが、弾かれたのが背中越しでも分かった。


「今度は誰だ・・・!」

振り返るとそこにいたのは・・・


「あーあ・・・何で避けちゃうかな・・・せっかく苦しまないように一撃で殺してあげようとしたのに」

「な・・・」

この声は・・・顔を見て、何度目か分からない衝撃を味わった。

「つ・・・椿?」


露出高めの服を身に纏い、妖しい笑みを浮かべていたのは・・・椿だった。当然、一目でおかしいと分かる。


「椿・・・?椿、だよな」

「そうだよぉ?破壊者の椿・・・だよ」

「な、何を言ってるんだよ、なぁ・・・」

一歩近づいた時・・・椿の目付きが変わった。

「近寄るなぁ!!」

ビュン!

「わっ・・・」

「わたしに近づくな・・・壊されちゃう・・・わたしが壊されちゃう・・・!」

「・・・?」


「・・・そうか・・・お前が・・・お前がお父様とお母様を殺したんだ・・・」

「一体どうしたんだ!お前の両親なんて知らな・・・」

「惚けるなぁぁぁあああ!!」

「く・・・咲、愛依を頼む!」

「あ、ああ」

携帯を操作する。

「椿にはツバキだ!モーションキャプチャー、ツバキ=ヤヨイ!」

ブレイブルーのキャラ、術式兵装十六夜を使う少女に姿を変える。

「死ねぇぇ!」

ペン型の剣で椿の一撃を逸らす。

「突っ込む!」

光を纏って突撃。椿の防御ごと弾き飛ばす。

「チャージ!・・・ラァッ!」

蹴り上げと同時に現れた羽根が椿を巻き込む。

「ぐっ・・・やっぱりわたしを壊す気なんだ・・・」

「椿!落ち着け!俺が分かってないのか・・・!?」

そのまま戦闘が長引くに連れ、辺りのひび割れが拡がっていく。

「とにかく大人しくさせる・・・!アストラルヒート!」

俺は姿を変える。

「白き羽は潔白の印。黒き羽は原罪の咎」

そのまま椿に体当たりをして上に舞い上がる。


「我ら神の代理となりて、罪を裁き刑を執行する者なり!結審、瞬きの間に・・・全ての罪に断罪を!!」

背後から放たれた強力な力が椿を飲み込む。そして着地すると同時に・・・視界が歪む。

「っ・
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