暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十四話
[7/7]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
ても無防備だ。対処など知らない。だがそれでもお前たち三人なら、守りながら戦えるだろう?」
「そう、だけど……」
「それにだ」
さっきより厳しい顔をしてシグナムが告げる。
「ここで足止めを食って結局巻き込んでしまっては、我々の足手まといになりかねない」
「……」
力不足と言われればさすがの子供であろうとも従わないといけない。彼女たちはヴォルケンリッターとは違い、戦闘経験などまだまだ少なく、戦闘の幅も狭い。そこから考慮して、死ぬかもしれない戦闘にはまだ早いとシグナムは結論を出した。それに関しては他の騎士たちも同意している。
「わかったら早く行ってくれ」
「残念だがTime Overだ……お前たちに逃げる時間なんてありはしないのさ……」
「ッ!?遅かったか……」
現れたのは、この暑い中黒ずくめのロングコートとスラックス、ビジネスシューズに身を固めたサングラスをかけた者達。キザったらしいセリフをふっかけてきたのは最前列の黒髪オールバックの男。
「紫の髪の剣士には手を出すな。あの男の獲物だ。他は手早く殺せ」
「承知」
十数人はいると思われる男たちが一斉に襲いかかる。
「クソッ、こうまで数がいるか……ザフィーラ、シャマル!主達を連れてここから離れろ!私とヴィータで時間は稼ぐ!」
「承知した、将!」
そしてザフィーラとアルフは獣形態から人型へと変化し、他の騎士達も戦闘態勢に入る。はやてはアルフとザフィーラがかばい合っている。
「いけるな?」
「おう!子供らには指一本触れさせないよ!」
場はあっという間に混戦状態。フェイトはアリサを、なのははすずかを抱えてそれぞれのデバイスを起動し、近接戦闘に入った。少し離れた位置で、シャマルは転移魔法を起動させる。
「個別認識さえうまくいけば、全員一度に飛ばせなくても子供達だけは逃がせられる……そうすれば、あの程度の敵ならばシグナム達でなんとかできる!」
こちらは時間との戦い。果たして、軍配が上がるのはどちらの陣営か。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ