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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十四話
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、着地と同時に腕を上げた。そのまま手を振り、ステージを後にする四人。彼らを称える拍手と声は、彼らが全員ステージを降りてもやまなかった。
それを少し離れた山の付近から見るはやて達。彼女たちが普段着なのは、Tシャツには残念ながら子供用のサイズがなかったからである。
「すごかったなー……竜二の奴、昨日いきなりブッ倒れたんだろ?」
「ああ……後お前はものを口に含んだまま喋るな」
「おっと、失礼」
焼きそばをほおばるヴィータに注意するシグナム。はやて達もかき氷やソフトドリンクなどを片手に、これまでのステージについて盛り上がっている。そんな中、缶チューハイを片手に焼き鳥をほおばるシャマルであった。
「お前そういえば、最近竜二殿に付き合って結構飲んでるらしいな……」
「ん?ええ、そうね。あまりこうガツンとお酒って感じはしないけど、お手軽よねーこういうの」
「ああ、そうだな……」
シグナムもたまに人型に戻ったザフィーラと晩酌を楽しんでいるから何も言えないといえば何も言えない。彼らはこう見えても騎士であり戦士でもあったので、酒の楽しみ方は知っている。
「しかし、浮かれるのはここまでらしいな。周りを見ろ」
「ん?……おかしいわね、さっきまで人がいたのに」
「人払いの結界を貼ったか、あるいは我らが結界に巻き込まれたか……」
「え、ちょ、これ何なん……?」
「まさか、敵……」
そんな中、彼らもいつの間にか敵の手にかかってしまったらしい。周囲を見ると、音は聞こえても人の気配が全くない。アリサやすずか、はやてが狼狽える中、フェイトとなのはの目つきが鋭くなる。
「もし人払いの結界ならまだどうにでもなるが……位相をずらすような結界だと面倒だな。シャマル!」
「既に解析中よ。もう少し待って……」
既に焼き鳥もチューハイも胃の中か、空き缶に串を突っ込んでビニール袋に入れている。そして、彼女のデバイスであるクラールヴィントが映し出すデータを確認した。
「出た。これはただの人払いね。どうする?」
「私とヴィータが残ろう。後の者は全員結界外に出てくれ」
「わかった」
すると当然、なのはとフェイトは反発する。
「わ、私たちも戦います!」
「ダメだ。もしここで囲まれたとしても、私とヴィータなら互いに単騎突破が可能だが、お前たちはそうはいかない」
「でもっ……!」
シグナムが指揮官となって指示を下す。だがなのは達だって引き下がれない。友達の危機、自分たちの危機をどうにかする、どうにかできる力があるのに使わないのは彼女の信条が許さない。
「それに君たちは、ここの外で襲われた時の彼女たちの戦力となってもらいたい」
「え?」
「バニングスや月村は、ことこういったことからはどうし
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