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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十四話
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いってアイツあそこで目立ってさらに女の子食い散らかすってヤバいって誰か止めろオィィィイイイイイイイイイイイイイッ!?」
「グレアムさん!完全に自分見失ってますって!落ち着いてください!」
「無理無理無理あのアホどこまでこの世界引っ掻き回すつもりだよもうイヤァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア帰ったら仕事増える私の頭もハゲるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウッ!」
「母さァァァァァアアアアアアアアアアアアアン助けてェェェェェエエエエエエエエエエエエエエ僕じゃ無理だよォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」
クロノが絶叫しながら必死でなだめるも、グレアムはしばらくこの状態から抜け出せなかった。リンディは翠屋の手伝いでそれどころではなかったと後で語るが、こんな状態のグレアムには近づきたくなかったのかも知れない。
「最後ジャンプだァッ!」
竜二があおり、フレディを除く全員がジャンプした。客席も同時に。屋台や後ろの席に伝わる振動が尋常ではない。
「ありがとう海鳴ッ!もう一曲いっちゃいますよ!」
「ってことはRyuさん、あれですか!?」
「やっちゃうよTOKIYA君!しっかりついて来いや?」
「あざます!」
ステージの上でTOKIYAが竜二に頭を下げると彼はギターを置きにバックへと下がり、竜二はドラムセットへと近づいていく。マイクを持っていないのでアドバイスか注意でもしにいったのかと思われる……が、実際は違う。
「お前ドラム叩けるなんて知らんかったわ。つかどうやってもぐりこんだ?」
「あん?書類仕事なんて俺からしたら日常茶飯事だし暗示魔法はこのアンティークなクソデバイスがしたから余裕だぜ」
めちゃくちゃさわやかな笑顔で告げるフレディを前に、竜二は胃の内容物が逆流してきたかのようなしぐさを見せる。
「うわこいつクソだわぁ、マジでただのビチクソだわぁ……」
「褒めても何もでねぇぞ?」
「これを褒められてると思うとか吐き気を催す邪悪だわぁ……」
「クカカカッ、まぁ安心しろ。俺もこのフェスは楽しませてもらってるからな。破壊と殺戮が仕事の俺だが、流石にこれをブチ壊すなんて無粋な真似はせんよ」
「ったく……お、帰ってきたわ」
そしてTOKIYAの戻りを確認すると、自らのポジションへと戻る竜二。各自備えてある水のペットボトルで水分を補給すると、TOKIYAがそれを集めて最前列に残りを全部ぶちまけた。
「えー改めましてTOKIYAですよろしく!」
さわやかな笑顔を客席に向けると、大歓声が彼を迎える。
「次の曲でこのイベントのジャムセッションは最後ですけど楽しんでくださいね!」
その声に合わせて全員が鳴らし、観客が声と手を挙げる。
「次
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