カレラに協力を取り付けました
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市街地を走ってると一軒の家に着いた。
一階建てだが庭が広く、綺麗に模様まで手入れしてある……芝生の刈り方がプロ過ぎるし業者を雇ってるなこれ。
「はい、到着よ、遠慮なくゆっくりしていってね」
「お邪魔します」
手荷物をいくつか持ってリンディさんの後に続く。
「お手伝い偉いわね」
「コレくらいは当然です」
「……そう」
……何だろうな? 何か違和感を感じる。
エイミィ達が台所に篭ってる間、リンディさんと二人っきりになった。
「おばさんと少し大人のお話しをしましょうか?」
「貴女がおばさんだと定義すると、倍生きていると思われる人が凄い事になるので止めて下さい」
「あら、そこに反応するの?」
「精神年齢なら貴女の何個か下ですよ俺」
「……魔導師登録は本物だった筈だけど?」
「別の世界の記憶があるんです、この世界は十年先までならいくつか言い当てられます、本当に少しの事だけなら」
「証明できるかしら?」
「明日の天気を言ったとしても、明日になるまで判らないでしょう? 貴女の孫の名前とか」
「……そうね、そうだわ……。 でも何か分かり易い物は無いかしら?」
「明日の朝、太陽が昇るだろうとか、誰でも知ってる当たり前な事を言っても意味無いんじゃないですか?」
「ブラスターシステムについて知っていたそうね? 一体どこから聞いたのかしら?」
「……何処だって良いでしょう? 十数年後ジェイル・スカリエッティによって地上本部が襲撃されると言って誰が信じます?」
「ジェイル・スカリエッティと言ったら次元犯罪者の? 予言にしたって具体的過ぎじゃないかしら?」
「予言、予言ね、騎士カリムのレアスキルがどんな物かなんて価値あります? アレって……どうしました?」
「ユーノ・スクライア君」
「はい?」
「明日は私とデートしましょうか?」
「身長とか色々な物が足りないと思いますけど?」
「行き先は聖王教会よ?」
「……へー、騎士カリムに会えます?」
「もちろんよ、今日の宿はどうしてるのかしら? ウチに泊まって朝から聖王教会へ行きましょうか?」
「良いですよ、ロッサの魔法でも使いますか?」
「……ロッサ?」
「アレ? 騎士カリムに義弟さん居ないんですか? クロノの友達だった筈ですけど?」
「クロノのお友達にロッサって呼ばれてる子が居るけど、聖王教会とは何の関係もなかった筈よ?」
「……今のは忘れて下さい」
「クロノ、ヴェロッサ君に連絡入れて、明日聖王教会に行きましょう」
「了解」
その後、料理が出来てご馳走になった……リンディさんは楽しく食事をしていた、クロノは言うまでもなく不貞腐れていたが。
翌日、聖王教会、騎士カリ
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