カレラに協力を取り付けました
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それが確実にアレを止める方法だ」
「……勝率は?」
「ゼロではない、それだけで充分だ……そして今アレの主をお前の師匠二匹が監視している、少女ごと凍結封印する為にな」
「……」
「……クロノ君?」
「……大丈夫だ、自分がどうしようもなく子供だと言う事を思い知らされただけだ」
「解っていると思うが、一時的な感情で行動を起こしてくれるなよ? 少女ごと失踪されたら探しようがないからな」
「解っている……お前はこれからどうするつもりだ?」
「数日中に様子を見に渡航する、向こうの魔力にも慣れなきゃいけないしな」
「……僕も連れて行けないか?」
「……現状では無理だ、お前の師匠を何とかしないと計画が破綻する」
「……そうか」
クロノの表情に影が差す……その痛々しい表情にエイミィが何とかしようと気分を切り替えていた。
「ねえ、クロノ君、依頼を受けたんだからこの子はもう私達の仲間だよね? 歓迎会をしようよ、リンディ提督にも会わせよう? この子には味方が必要だよ?」
「……そうだな……あの人が関わってるなら、母さんの力が必要になる……」
「……荷物持とうか?」
お呼ばれするのに手ぶらと言うのもな。
「あー、いいよいいよ、お客様は招待されるのがお仕事なんだから……ちょっと待っててね」
エイミィが何処かへ連絡してから暫く経つと、赤いテスタロッサに乗ったリンディさんが到着した。
「ただいま、クロノ、お久しぶりねエイミィ、元気にしてた? あらマリエルも一緒だったの?」
「おかえり、母さん」
「お久しぶりです」
「ご無沙汰してます」
「……初めまして、今日三人と友達になったユーノ・スクライアです」
魔導師登録をリンディさんに見せる。
「あら、スクライアの? こんな小さい歳で魔導師なんて、将来有望ね」
「クロノの部下になると、物凄くコキ使われそうなので管理局入りを考えてる所です」
「あらあら、どうしましょう? クロノ、優しくしてあげなくちゃ駄目よ? 貴方がお兄さんなんだから」
「年上なのは確かだが――――納得が行かない!」
「えーと、立ち話もなんですし、さっさと荷物乗せちゃいましょう? 今日の料理は楽しみにしてて下さいよー、張り切っちゃいますから」
エイミィが車に荷物を詰め込んでいく。
「俺助手席が良いです」
「そう?」
「あの中に割り込む勇気なんて、とてもとても」
「確かに両手に花ね、頑張りなさいクロノ」
「母さんッ!! ……覚えてろよ!!」
「悪い、俺の頭の中は楽しい事でいっぱいなんだ、覚えてられない」
「はーい、クロノ君、後部座席詰めるからもっと寄って来て」
「……わかった」
暫くミッドの
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