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ソードアート・オンライン〜紅き剣聖〜
一部 浮遊城アインクラッド編
新たな出会い
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俺とキリトはすぐに《はじまりの街》を抜け出した。
茅場によるチュートリアルを聞いた俺達は生き残るため、《ホルンカ》という村に向かった。
クラインは知り合いを探すため俺達とフレンド申請して別れた。
そして─
「もう少しだ、ソウスケ!」
「っあぁぁ!」
キリトに叩き込まれたソードスキル《スラント》で途中、遭遇した〈フレジーボア〉を葬る。
「…行くぞ!」
俺はそう言って駆け出した。


***************


《ホルンカ》に着くころにはレベルが1上がっていた。
俺は少し考え、全て敏捷度に割り振りした。
俺が現実でやっていた剣術の基本は、防ぐのではなく避ける、力ではなく技で圧倒する、というものだったので素早く動く方が俺には合っている。
そして、スキルスロットに《索敵》を追加した。
「ソウスケ、こっちだ」
「あぁ…」
俺とキリトは武具店に向かった。
さすがに初期装備では心許ない、まず片手剣を買おうとすると、
「ちょっと待った! 買うのは防具だけにしてくれ」
「どうしてだ?」
突然キリトが止めるので訳を聞く。
「この村のクエストで強力な片手剣が手に入る、ここはその準備だ」
「なるほど…………じゃあ、これ買うか」
俺は黒革のハーフコートを購入し、早速装備する。
ふと、鏡があったので見てしまう、そこには、
「俺………だ」
たとえここがゲームの中であっても俺達の現実なんだ、アインクラッドは。
青みがかった黒髪に少し茶色気味の瞳、キリトよりは短い前髪、全体的にハネている髪、少し日本人ばなれした顔、間違いなく現実世界の霧島蒼介(きりしま そうすけ)そのものだ。
「ソウスケ? 大丈夫か?」
同じく茶革のハーフコートに身を包んだキリトが聞いてくる。
「あ、あぁ…大丈夫、そろそろ行こうか」
「そうだな、付いてきてくれ」


**************


クエストフラグを立て、植物型モンスターを狩っているのだが、
「キリト! このクエストって運も必要なのか!?」
「あぁ、必要だ! それと、《実付き》の実は割るな!」
訳は聞けなかったが、何かあるのだろう、
「分かった! ……しかし、俺って運ない方だぞ?」
「…………じゃあ、乱獲だな」
「りょーかいだ」
俺とキリトはしばらく《リトルネペント》を乱獲して、キリトの分の胚珠は手に入る。
「……よし、後は俺の分か?」
「あぁ、どうする? 一度戻るか?」
「…………武器の消耗も激しいし、帰る!…………と言いたいとこだけど…………そこにいるやつ、出てこい」
「へ?」
俺とキリトは後ろを向く。
「ばれちゃったかー♪ ゴメン悪意はない! 俺の名前はユウマ、さっきMPKやられてさ、武器壊れちったから一緒に行ってもいいか?」
ユウマは
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