第五章 StrikerS編
第百三十八話 『母と子』
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
スさんの!? わぁ〜、可愛いですね」
「ありがとうございます!」
ツルギ君はやっぱりどこかシホさんに似ている笑みを浮かべた。
それに男の子だと教えてもらって初めて気づいたけど、どこか女の子みたいな中性的な顔つきだ。
「まだ小学校に通っていないから今日からヴィヴィオの遊び相手として機動六課で過ごす事になる。可愛がってやってくれ、スバル」
「ヴィヴィオ。お前の遊び相手だ。ツルギはしっかりとしているから色々と遊んでもらえ」
士郎さんとアインスさんがそうヴィヴィオに話す。
「ヴィヴィオちゃんって言うの…?」
「う…」
どうやらまだ同い年の子と話す機会が初めてなのかなのはさんに抱きついている。
だけどツルギ君は笑みを浮かべて、手を差し出し、
「僕の名前は八神ツルギ。握手しよう?」
「………うー、はい」
ヴィヴィオは怖々と、だけど勇気を出してツルギ君と握手をする。
握ったらツルギ君も「よろしく!」とブンブンとヴィヴィオの腕をふっていた。
純粋な子だね、ツルギ君は。
ヴィヴィオもそれから少しだけ心を開いたのか笑みを浮かべていた。よかったよかった。
それからあたしもツルギ君とお友達になった。
「それじゃまた明日ね。シホお姉ちゃん、なのはお姉ちゃん、スバルお姉ちゃん、ヴィヴィオちゃん!」
それで士郎さん親子は自室へと向かっていった。
この様子だとエリオとも歳が近いから男の子同士でいい仲になりそうだね。
それでなのはさん達とも別れて夕食時。
食堂でエリオとキャロとフリードとラン、レンと一緒に食事をとっている時だった。
「…それにしてもなのはさんとフェイトさんがママって…」
「ヴィヴィオ、ものすごい無敵な感じ…」
「そうだね」
「うん」
「あははっ! それだったらエリオとキャロはフェイトさんの非保護者で、ランとレンもシホさんの非保護者、そしてなのはさんの教え子じゃない」
「えっと、それはそうなんですけど…」
それで四人とも苦笑いを浮かべている。
「そういえばエリオとキャロ的にフェイトさんはお姉さん? それともお母さん? どっち?」
つい興味本位で聞いてみた。
まずキャロが、
「私は優しいお姉さん、ですね」
「僕はどっちだろう? 難しいかもしれないですね」
「エリオ君はフェイトさんの子供なのと、弟なのとどっちが嬉しいのかな? 明日、聞いてみようか?」
「ごめん、キャロ。それはやめて!」
「あはは! それでランとレンはシホさんはどうなの?」
「そうですね。厳しくも優しいお姉ちゃんって感じです」
「はい…。魔術を教えてくれる時はとても厳しいんですけど普段はああで優しいですから」
「だよね。思い悩んでいたティアも立ち直らせたくらいだからね。あ、そうそうエ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ