第五章 StrikerS編
第百三十八話 『母と子』
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「そうよね。それに…」
シホさんはそこで少し思案顔になる。
なにか隠しているのかな?
それはともかく、
「難しいですよね。普通と違うから…」
「そうだね…。見つかるまで時間がかかると思うから…だから当面は私が面倒を見ていけばいいのかなって…。
ファイターもそこらへんは同意してくれたし。
エリオやキャロにとってのフェイト隊長みたいな保護責任者みたいな形にしておこうと思って」
「いいですね。ヴィヴィオ、喜びますよ!」
「そうね。ヴィヴィオってなのはに一番なついているから」
「喜ぶかな…?」
「はい。きっと!」
「そうね」
なのはさんが嬉しいことを言ってくれたのであたしも嬉しい気分になった。
それで部屋についてファイターさんが一緒になって遊んであげているヴィヴィオに聞いてみたけどヴィヴィオはわからないって顔だった。
「ほらね。やっぱり分からないよ」
「…うーん。なんていえばヴィヴィオはわかってくれるかなぁ…?
うん…。つまりしばらくの間はなのはさんがヴィヴィオのママだよってことだよ」
「ママ…?」
それでヴィヴィオはなのはさんを見上げる。
でも、少し言葉を間違えたかな?
なのはさんは、
「いいよ。ヴィヴィオのママでも…」
なのはさんはそう言って笑みを浮かべる。
「ヴィヴィオの本当のママが見つかるまでなのはさんがママの代わりだよ。
ヴィヴィオは、それでもいい…?」
「ママ…」
「はい。ヴィヴィオ」
なのはさんがそう答えるとヴィヴィオは突然泣き出してしまった。
それでなのはさんも慌ててあやしていた。
「ど、どうしましょう…?」
「平気よ、スバル。これはヴィヴィオなりの嬉し涙だから」
「そうですか? シホさん…」
「きっとね」
それからみんなで一緒に昼食を食べました。
士郎さんの手作りのサンドイッチだと聞いたからとてもおいしかったです。
その後、ランとレンと合流してティアやエリオ、キャロはいないけど三人でなのはさんとシホさんの教導を受けました。
そして訓練も終わって帰り際に前から歩いてくる士郎さん、アインスさん、キャスターさんともう一人…小さい男の子がいました。
歳はヴィヴィオと同じくらいかな?
朱銀髪の男の子でシホさんにどこか似ていました。
「訓練は終わったか、シホ」
「ええ。ところで…」
シホさんが笑みを浮かべながら、
「ツルギ君。こんにちは」
「こんにちは。シホお姉ちゃん!」
「あの…シホさん、こちらの子は?」
あたしが思い切って聞いてみると、
「ああ、スバルは会うのは初めてだったわね。この子は士郎とアインスの子供で…」
「僕の名前は八神ツルギです! よろしくお願いします!」
「…士郎さんとアイン
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