第五章 StrikerS編
第百三十八話 『母と子』
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「おいしーね」
「そうだね、ヴィヴィオ」
それで四人で料理を食べ終わってからデスクワーク作業をしようとなのはと一緒にオフィスに歩いている時だった。
ティアナがはやてに呼ばれて部隊長室へと向かっていった。
おそらく本局に行くのだろうからクロノにでも挨拶にいくのと一緒にティアナの紹介にいくのだろう。
それで残っているスバル、ラン、レンにデスクワーク作業が終わったら訓練でもつけてやろうという話になった。
ライトニング…フェイトとエリオ、キャロは前の現場調査にいったし、シグナム達副隊長陣はオフシフトだしね。
なのはがスバルに、
「前線メンバーは私とシホちゃん、スバルにセイバーズの五人だけだね」
「何も起きないことを祈ります…」
「そうですね。事件が起きないことはいいことです」
「うん…平和が一番」
そうね。予言の件もあるしランとレンにもクーデターの件をそれとなく吟味しておくのもいいかもしれない。
もしもの事態になって固まったらそれまでだから。
◆◇―――――――――◇◆
Side ティアナ・ランスター
あたしは八神部隊長の案内の下、本局にやってきたのだけど、これからフェイトさんのお兄さんであるクロノ提督に会うというから緊張はするものだ。
「はーやて」
「ようこそ、クラウディアへ」
二人の男性が歩いてきたのでどちらかがクロノ提督だろう。
あたしはしっかりと敬礼をしておいた。
「すごい船やね。さすが新造艦や」
「まぁな。…臨時査察を受けたと聞くが大丈夫だったのか?」
「うん。即時査問は回避できたよ」
何の話だろうか? 査察? 六課になにか問題があったのだろうか?
気になるわね。
「あ。そうやね。紹介しておくよ。うちのフォワードリーダーで、執務官志望の…」
「ティアナ・ランスター二等陸士であります!」
「ああ」
「よろしくー」
それから部屋に移動して階級の低いあたしは立っていようと待機している。
アコース査察官にどうだい? と誘われているけどその欲望には耐えないといけない。
こんなところでボロを出したらいけないからね。
これもなにごとも経験。だからしっかりとしないと。
◆◇―――――――――◇◆
Side スバル・ナカジマ
今日の分の書類仕事もなんとか終了。
それでこれからどうしようかと思っていたら、ふとなのはさんの方を見てみるとデータのセットが終わっているのにぼーっとしている光景が目に入った。
「なのはさん…? えっと、なのはさん?」
「えっと、ごめん。なに?」
「いえ、データのセットが終わってますよって…」
「あ、本当だ。ダメだね。ボーッとしちゃって…」
「いえ…」
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